大歳の客(方言)

概要

金持ちの家に神様が泊まりに来たので、「ここは人が沢山いるので、泊められないよ」と言ったって。汚い格好をしていたんでしょうその神様は。そうしたら、また隣の貧乏者の家に行ったらね、「ここは火正月をしているんです、何もありませんよ」と言うと「それでもいいので、泊めてくれないか」と、泊めたそうだ。泊めると、「御飯も何もありませんので、火を炊いて正月しましょうね」と、家の中に入れて泊めてあげた。「ハガマを持って来て下さい」と言ったので、シャモジも一緒に持って行ったら、その神様が裏返すと御飯になっていたそうだ。そうしたら、そこの家庭は金持ちになって、子や孫も出来たという話だよ。嫁のこというのは金持ちの話だよ。嫁が「ウトゥーになりなさい」と言ったら、鼠になっていたそうだ。苦労しているわけだよ鼠になってね。だからあそこは子や孫も栄えず貧乏になったそうだ。その金持ちの家は心が悪かったからね。そうしてその神様は、「後ろの家は貧乏なって、前の家は金持ちにしてくれるなよ」と言ったので、そこは子や孫も栄えて金持ちになったという話だよ。だから沖縄の正月にはおにぎりを作って「嫁のウトゥーも年を取って心も清めなさいよ」とね。それだけ。

再生時間:1:30

民話詳細DATA

レコード番号 47O374991
CD番号 47O37C214
決定題名 大歳の客(方言)
話者がつけた題名 大歳の客
話者名 松田ウシ
話者名かな まつだうし
生年月日 19040218
性別
出身地 沖縄県読谷村渡具知
記録日 19770224
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第15班
元テープ番号 読谷村渡具知T05A27
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P39
キーワード 金持ち,神様,汚い格好,貧乏者,火正月,ハガマ,子や孫,嫁,ウトゥー,鼠
梗概(こうがい) 金持ちの家に神様が泊まりに来たので、「ここは人が沢山いるので、泊められないよ」と言ったって。汚い格好をしていたんでしょうその神様は。そうしたら、また隣の貧乏者の家に行ったらね、「ここは火正月をしているんです、何もありませんよ」と言うと「それでもいいので、泊めてくれないか」と、泊めたそうだ。泊めると、「御飯も何もありませんので、火を炊いて正月しましょうね」と、家の中に入れて泊めてあげた。「ハガマを持って来て下さい」と言ったので、シャモジも一緒に持って行ったら、その神様が裏返すと御飯になっていたそうだ。そうしたら、そこの家庭は金持ちになって、子や孫も出来たという話だよ。嫁のこというのは金持ちの話だよ。嫁が「ウトゥーになりなさい」と言ったら、鼠になっていたそうだ。苦労しているわけだよ鼠になってね。だからあそこは子や孫も栄えず貧乏になったそうだ。その金持ちの家は心が悪かったからね。そうしてその神様は、「後ろの家は貧乏なって、前の家は金持ちにしてくれるなよ」と言ったので、そこは子や孫も栄えて金持ちになったという話だよ。だから沖縄の正月にはおにぎりを作って「嫁のウトゥーも年を取って心も清めなさいよ」とね。それだけ。
全体の記録時間数 1:30
物語の時間数 1:30
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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