その木を切った人がね、何のお祓いもしないで御殿の家か何かを造ったりしてね。それで土地の神様とか木の精に惑わされなかったか、この木の精とは子どもは出来ないでしょう。それで昔の御殿殿内でのことだけどね。首里の御殿殿内は馬も飼っていて、また娘もいたんでしょうね。その娘に馬が非常に惚れていたそうだ。そしてその娘が通るたびに馬小屋で馬が騒いでいたって、他の誰が通ってもそんな事はないのに。後は馬の道具(性器)まで出して暴れるようになった。そうしたら、もう馬は囲いをされているので、その娘を襲うことは出来ないでしょう。もうこの馬はこれではいけないと殺して、自分の家の庭に皮を引っ張ってあったって、馬の皮を引っ張ってね。だから、二月のカジマーイには船出はするなというそういう事だって。その二月のカジマーイの日にその女をその皮で惑わしてね。そしてある所に行くとその皮が桑の木の間に引っ掛かったので、その娘の身体から垂れる蛆はその桑の木に登って行き、桑の木を食べて繭になったって。それからこれはもう神様なので、誰がも手を入れることは出来ないと。それは天皇陛下様がしか蚕は養えないという話は聞いたよ。
| レコード番号 | 47O374986 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C214 |
| 決定題名 | 蚕神と馬(方言) |
| 話者がつけた題名 | 蚕神と馬 |
| 話者名 | 大湾シズ |
| 話者名かな | おおわんしず |
| 生年月日 | 19120805 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村渡具知 |
| 記録日 | 19770224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第3班 |
| 元テープ番号 | 読谷村渡具知T05A22 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P57 |
| キーワード | 木を切った人,お祓い,御殿の家,土地の神様,木の精,馬,娘,馬の皮,二月のカジマーイ,桑の木,蛆,繭,神様 |
| 梗概(こうがい) | その木を切った人がね、何のお祓いもしないで御殿の家か何かを造ったりしてね。それで土地の神様とか木の精に惑わされなかったか、この木の精とは子どもは出来ないでしょう。それで昔の御殿殿内でのことだけどね。首里の御殿殿内は馬も飼っていて、また娘もいたんでしょうね。その娘に馬が非常に惚れていたそうだ。そしてその娘が通るたびに馬小屋で馬が騒いでいたって、他の誰が通ってもそんな事はないのに。後は馬の道具(性器)まで出して暴れるようになった。そうしたら、もう馬は囲いをされているので、その娘を襲うことは出来ないでしょう。もうこの馬はこれではいけないと殺して、自分の家の庭に皮を引っ張ってあったって、馬の皮を引っ張ってね。だから、二月のカジマーイには船出はするなというそういう事だって。その二月のカジマーイの日にその女をその皮で惑わしてね。そしてある所に行くとその皮が桑の木の間に引っ掛かったので、その娘の身体から垂れる蛆はその桑の木に登って行き、桑の木を食べて繭になったって。それからこれはもう神様なので、誰がも手を入れることは出来ないと。それは天皇陛下様がしか蚕は養えないという話は聞いたよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:27 |
| 物語の時間数 | 1:27 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |