子供の肝(方言)

概要

これはね、三男まで男の子が産まれていた。この仲順大主は長寿であるが、「私は年を取って、食べ物もなかなか取れない」といって子ども達を呼んで「お前の妻のお乳を子どもには与えず、私は物も食べられないので、お乳を私に飲ませて私を助けてくれ」と長男に言ったら「産まれたばかりの子を捨てて、年を取った親を助けることは出来ない」と聞き入れなかった。そして次男もそう言って「年を取って気が触れたのか、孫を捨てて親を助けてという事もあるか、出来ないよ」と言って「死ぬなら死になさい」と。 そしたらこの三男が「自分の子は産めばまた出来るので、私が助けるよ」と「そうしたらこの子をね、山の一本松の下に三尺を掘ってから埋めなさい」と。もうその子を生き埋めするということだよ。 そして埋めに行って、その穴を掘ったら黄金が出て、その捨てた子の命も助かって、この宝の壺を抱いて喜んで家に帰って行き、この三男が親孝行だったという話だよ。これだけ聞かされたよ。

再生時間:2:01

民話詳細DATA

レコード番号 47O374959
CD番号 47O37C213
決定題名 子供の肝(方言)
話者がつけた題名 子供の肝
話者名 我謝ツル
話者名かな がじゃつる
生年月日 19010310
性別
出身地 沖縄県読谷村大木
記録日 19770224
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第16班
元テープ番号 読谷村渡具知T04B12
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P24
キーワード これはね、三男まで男の子が産まれていた。この仲順大主は長寿であるが、「私は年を取って、食べ物もなかなか取れない」といって子ども達を呼んで「お前の妻のお乳を子どもには与えず、私は物も食べられないので、お乳を私に飲ませて私を助けてくれ」と長男に言ったら「産まれたばかりの子を捨てて、年を取った親を助けることは出来ない」と聞き入れなかった。そして次男もそう言って「年を取って気が触れたのか、孫を捨てて親を助けてという事もあるか、出来ないよ」と言って「死ぬなら死になさい」と。,そしたらこの三男が「自分の子は産めばまた出来るので、私が助けるよ」と「そうしたらこの子をね、山の一本松の下に三尺を掘ってから埋めなさい」と。もうその子を生き埋めするということだよ。,そして埋めに行って、その穴を掘ったら黄金が出て、その捨てた子の命も助かって、この宝の壺を抱いて喜んで家に帰って行き、この三男が親孝行だったという話だよ。これだけ聞かされたよ。
梗概(こうがい) これはね、三男まで男の子が産まれていた。この仲順大主は長寿であるが、「私は年を取って、食べ物もなかなか取れない」といって子ども達を呼んで「お前の妻のお乳を子どもには与えず、私は物も食べられないので、お乳を私に飲ませて私を助けてくれ」と長男に言ったら「産まれたばかりの子を捨てて、年を取った親を助けることは出来ない」と聞き入れなかった。そして次男もそう言って「年を取って気が触れたのか、孫を捨てて親を助けてという事もあるか、出来ないよ」と言って「死ぬなら死になさい」と。 そしたらこの三男が「自分の子は産めばまた出来るので、私が助けるよ」と「そうしたらこの子をね、山の一本松の下に三尺を掘ってから埋めなさい」と。もうその子を生き埋めするということだよ。 そして埋めに行って、その穴を掘ったら黄金が出て、その捨てた子の命も助かって、この宝の壺を抱いて喜んで家に帰って行き、この三男が親孝行だったという話だよ。これだけ聞かされたよ。
全体の記録時間数 2:01
物語の時間数 2:01
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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