シバサシ由来(方言)

概要

東タマンチグヮーという所に、これは渡具知ですよ。昔の有名な東タマンチグヮーという所に、チャッチャーという人が、このバーキ、カタバーキを作っていたそうです。カタバーキを作って、もう那覇の町に十五,二十個作ったら両方に担いで、那覇に卸しに持っていっていたそうです。卸しに行く時に北谷サーラ橋ね、サーラ橋の左側にクワディサーの木が生えている墓があったって。トンネルを掘った所ね。北谷トンネルを掘った所に来たら、その人は向こう行く間に、足は左むりだったので、どこまでには夜を明かさないといけないといって、夜が明けるまで歩いた。そこで一回は、すぐ始めは「おい青年よ、おまえはここで角力は見ないで、お前はここに来て一緒に相撲を取らないと合点しないよ」と言われた。「あー今日は忙しいしい、今日はどうしても町へこのバーキを間に合わさなければならないので、そうだね、次に私も一緒に相撲を取らさせてくれ」と言ったら、「確かにもう一回には逃がさんよ」と言うと、「それでいい」と言った。もう一回という時には、すぐまた担いで行くが、もう通さないようにふさいで。それからまた「相撲は是非取らないと通さない」と言って、それから墓の庭に入って相撲を取った。もうその人は生きている人なので、死んだ人が集まって来て。相撲は負けてしまった。負けてしまったので、「この野郎を生かしていたら、これにやられる」と思ってその人は。「こんどまた邪魔されたらどうしょうかな、どうしたら、どのようにしたらこの人と死んだ人を納得させようか」と思った。よくよく考えて、二、三日どうし考えて、これは珍しい事だ、昔話にもあった。
サンといってグシチのサンを結んで、そして背中にさして歩かないと、もうこれは私がいたずらされる事になる。そのサンはその意味からきている。サンは家の屋敷にシバサシ、八月シバサシといってそれからきたという。それで背中にサンを結んで通たら、またいたずらされて。「あー、もうまた今日はこの野郎は縛ってやろう」とした。そうしたら、よその者が後から見て「ハッキサミヨー、締められて死んでしまうよ、また締められるよ、締め縄持っているよ」と言ったって。その意味であるこのサンというのは、八月シバサシは。

再生時間:3:11

民話詳細DATA

レコード番号 47O374924
CD番号 47O37C211
決定題名 シバサシ由来(方言)
話者がつけた題名 シバサシ由来
話者名 吉浜亀
話者名かな よしはまかめ
生年月日 18910616
性別
出身地 沖縄県那覇市西武門
記録日 19770224
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第4班
元テープ番号 読谷村渡具知T02B09
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 東タマンチグヮー,渡具知,バーキ,カタバーキ,那覇の町,北谷サーラ橋,クワディサー,墓,トンネルを掘った所ね。北谷トンネルを掘,相撲,死んだ人,サン,八月シバサシ
梗概(こうがい) 東タマンチグヮーという所に、これは渡具知ですよ。昔の有名な東タマンチグヮーという所に、チャッチャーという人が、このバーキ、カタバーキを作っていたそうです。カタバーキを作って、もう那覇の町に十五,二十個作ったら両方に担いで、那覇に卸しに持っていっていたそうです。卸しに行く時に北谷サーラ橋ね、サーラ橋の左側にクワディサーの木が生えている墓があったって。トンネルを掘った所ね。北谷トンネルを掘った所に来たら、その人は向こう行く間に、足は左むりだったので、どこまでには夜を明かさないといけないといって、夜が明けるまで歩いた。そこで一回は、すぐ始めは「おい青年よ、おまえはここで角力は見ないで、お前はここに来て一緒に相撲を取らないと合点しないよ」と言われた。「あー今日は忙しいしい、今日はどうしても町へこのバーキを間に合わさなければならないので、そうだね、次に私も一緒に相撲を取らさせてくれ」と言ったら、「確かにもう一回には逃がさんよ」と言うと、「それでいい」と言った。もう一回という時には、すぐまた担いで行くが、もう通さないようにふさいで。それからまた「相撲は是非取らないと通さない」と言って、それから墓の庭に入って相撲を取った。もうその人は生きている人なので、死んだ人が集まって来て。相撲は負けてしまった。負けてしまったので、「この野郎を生かしていたら、これにやられる」と思ってその人は。「こんどまた邪魔されたらどうしょうかな、どうしたら、どのようにしたらこの人と死んだ人を納得させようか」と思った。よくよく考えて、二、三日どうし考えて、これは珍しい事だ、昔話にもあった。 サンといってグシチのサンを結んで、そして背中にさして歩かないと、もうこれは私がいたずらされる事になる。そのサンはその意味からきている。サンは家の屋敷にシバサシ、八月シバサシといってそれからきたという。それで背中にサンを結んで通たら、またいたずらされて。「あー、もうまた今日はこの野郎は縛ってやろう」とした。そうしたら、よその者が後から見て「ハッキサミヨー、締められて死んでしまうよ、また締められるよ、締め縄持っているよ」と言ったって。その意味であるこのサンというのは、八月シバサシは。
全体の記録時間数 3:11
物語の時間数 3:11
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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