猿長者(方言)

概要

おばあさんとおじいさんは貧乏者。貧乏なので家も小さいが、また向こうは金もたくさんあって大金持ち。子ども達もたくさんいて家も大きく造ってある。大きく造ってとても金持ちだが、その神様だったか、もうそれはわからない。ぼろを着て、神様であるがその服装で着て、「あのー、今日一夜はどうしてもこの家庭で泊めてください」と言ったら、「おまえは乞食だから、牛や豚小屋にでもおまえは泊めないよ」というと、「今日一夜なので必ず泊めてくれ」と言ったら、「出来ない」と追い払ったて。
追い払ったので、その年寄りは四、五、六十歳なっていたでしょうね。それでそこの家庭に行って、「もう今日一夜、私は向こうへ通ることができないので一夜は泊めて下さい」と言ったら、「よろしい」。もうおじいさんおばあさんは乞食には見ていなかったでしょうね。「いいでしょう、おたくが一夜、私達の狭い家で一緒に泊まってくださるならそれはありがたい、是非泊まってください」と言って、泊まる話になった。それからそのボロを着ている人がね、「とても大金持ちなるのと、年が若くなるのと二つのうちどっちがいいか」と。「金持ちになるのがよくないのか、もう年も寄っているので」と言った。子どももそこは産まれていなかった。それで大金持ちになった。また「それがいいじゃないか」と言うと、「しかし私達でも、若くなりますかね」と言ったら、「私に若くする方法がある」と言って「そこで鍋はどんな鍋があるか」と言うと「五合鍋がある。シンメー鍋はないです」。そうしたら「そうかそれでは、それに水を入れて湯を沸かしなさい」と言って、湯を沸かして「もうとても沸いています」と言ったら「それでは、おじいさんは裸になりなさい、タライはあるか」と言って。昔のタライね、木で結ったタライね。そしてタライはあったので、「そうこれだ。それに湯を入れて水を入れて中に入れば、私が背中を流してあげよう」とその乞食みたいな人がですよ。そして背中をながしてあげて、ながしてあげるやタライから出た。また平生から着物も沢山は無いのでね。普段から着ている着物であるが、それを着けた。また「自分の寝座敷に行って、半時間ぐらい寝ておきなさい」とそのボロを着た人が言った。「寝ておきなさい」と言ったので、寝て三十分も過ぎたら目がさめた。「もう起きられるんじゃないか」とその浴びせた人が言ったので、起きてみたらおばあさんが「私達のおじいさんではない、どこから来た人かこの人は青年だけど。この人は私達のおじいさんではありません」と言ったので、「あなた方のおじいさんという人はね、金持ちより若くなった方がよいと言ったのでこのように若くなった、、この次はあなたなので、あなたもそのように浴びせてから、ちょうどおじいさんが寝た時間、あなたもりっぱに浴びせてそれから寝かそうね」と言って。やっぱりその通りにしたら、これもおじいさんが寝た時間にはすぐ若くなって、十、二十歳になった。十七、八歳と同じ。女の真っ盛りなった。それからは銭金があっても役にたちません。このようなことはないですよ。そのようにして若くなったので、そのおじいさん、おばあさんは子どもが出来たという話もある。若くなったことは本当だったのか。それはわからない。子どもも産んで、立派に栄えたということですね。
またその悪人、金持ちは、汚いから貸さないと言った人は、隣近所でしょうね。「どうしてそのおじいさん達が、そんな十七、八歳に若くなったというのはどういうことかなー、どういうことかなー。」ボロを着て着た人が私達をはこのように浴びせてね、「金持ちになるのがよいか、若くなるのと金持ちになるのとどちらがいいか」と言われて、「若くなるのがよいと私達が願ったので、それで浴びせるのはその人がやって、このように私達は若くなっている」と言ったら、「そーなのか、それでは私達も。君達はその人の名前は知っているのか」と聞くと、「名前も知っていますよ」と言った。また「それでは呼んだら来るかなー」と言ったら、「それじゃー私達が呼ぼうか」と言ってね。おじいさんおばあさん達ではあったが。「呼ぼうか」と言って、呼んでみたらあの時のボロを着ていたときよりももっとボロを着ていたその神様は。またそこに来たので「私達もあのおじいさん、おばあさんたちよように若くなりたいと思いますので、若くなしてください」と言うと「そうか、それでは私を今日一夜あなたの家に泊めるか」と言って一夜泊まってね。また湯を沸かして浴びせたら、それから誰から初めは浴びるかと言ったら、そこはおじいさんから先に浴びたそうです。そうして浴びて、また妻の奥さんに「時間はちょっと待ってくださいね、二、三分待ってくださいね」と待たしたら、ちょうどそのおじいさん、おばあさんたちが若くなった時間寝かして、その裕福であるそこのおじいさん達は猿になったって。猿になって生まれ変わって、またおばあさんも浴びせたら猿になったって。そのようにして、実際銭があるからと人をバカにするなよ。この人は神様だったので、このような事にしむけられて、このようにされてしまった。心は正しくもちなさいよ、銭はあっても人はバカにするなよということはその意味。またね、これは北谷、その家も失敗してね、何もかも商売も失敗してね、子どもたちから何から猫、山猫になってすべて失った。このおじいさん、おばあさん達の所はその人達の家よりも大きく家を造ったそうです。それで栄えたそうです。そこは繁栄しなくなって、良いことはなかったそうです。

再生時間:7:51

民話詳細DATA

レコード番号 47O374923
CD番号 47O37C211
決定題名 猿長者(方言)
話者がつけた題名 猿長者
話者名 吉浜亀
話者名かな よしはまかめ
生年月日 18910616
性別
出身地 沖縄県那覇市西武門
記録日 19770224
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第4班
元テープ番号 読谷村渡具知T02B08
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 貧乏者,大金持ち,神様,ぼろ,鍋,湯を,青年,り若くなった,猿,北谷
梗概(こうがい) おばあさんとおじいさんは貧乏者。貧乏なので家も小さいが、また向こうは金もたくさんあって大金持ち。子ども達もたくさんいて家も大きく造ってある。大きく造ってとても金持ちだが、その神様だったか、もうそれはわからない。ぼろを着て、神様であるがその服装で着て、「あのー、今日一夜はどうしてもこの家庭で泊めてください」と言ったら、「おまえは乞食だから、牛や豚小屋にでもおまえは泊めないよ」というと、「今日一夜なので必ず泊めてくれ」と言ったら、「出来ない」と追い払ったて。 追い払ったので、その年寄りは四、五、六十歳なっていたでしょうね。それでそこの家庭に行って、「もう今日一夜、私は向こうへ通ることができないので一夜は泊めて下さい」と言ったら、「よろしい」。もうおじいさんおばあさんは乞食には見ていなかったでしょうね。「いいでしょう、おたくが一夜、私達の狭い家で一緒に泊まってくださるならそれはありがたい、是非泊まってください」と言って、泊まる話になった。それからそのボロを着ている人がね、「とても大金持ちなるのと、年が若くなるのと二つのうちどっちがいいか」と。「金持ちになるのがよくないのか、もう年も寄っているので」と言った。子どももそこは産まれていなかった。それで大金持ちになった。また「それがいいじゃないか」と言うと、「しかし私達でも、若くなりますかね」と言ったら、「私に若くする方法がある」と言って「そこで鍋はどんな鍋があるか」と言うと「五合鍋がある。シンメー鍋はないです」。そうしたら「そうかそれでは、それに水を入れて湯を沸かしなさい」と言って、湯を沸かして「もうとても沸いています」と言ったら「それでは、おじいさんは裸になりなさい、タライはあるか」と言って。昔のタライね、木で結ったタライね。そしてタライはあったので、「そうこれだ。それに湯を入れて水を入れて中に入れば、私が背中を流してあげよう」とその乞食みたいな人がですよ。そして背中をながしてあげて、ながしてあげるやタライから出た。また平生から着物も沢山は無いのでね。普段から着ている着物であるが、それを着けた。また「自分の寝座敷に行って、半時間ぐらい寝ておきなさい」とそのボロを着た人が言った。「寝ておきなさい」と言ったので、寝て三十分も過ぎたら目がさめた。「もう起きられるんじゃないか」とその浴びせた人が言ったので、起きてみたらおばあさんが「私達のおじいさんではない、どこから来た人かこの人は青年だけど。この人は私達のおじいさんではありません」と言ったので、「あなた方のおじいさんという人はね、金持ちより若くなった方がよいと言ったのでこのように若くなった、、この次はあなたなので、あなたもそのように浴びせてから、ちょうどおじいさんが寝た時間、あなたもりっぱに浴びせてそれから寝かそうね」と言って。やっぱりその通りにしたら、これもおじいさんが寝た時間にはすぐ若くなって、十、二十歳になった。十七、八歳と同じ。女の真っ盛りなった。それからは銭金があっても役にたちません。このようなことはないですよ。そのようにして若くなったので、そのおじいさん、おばあさんは子どもが出来たという話もある。若くなったことは本当だったのか。それはわからない。子どもも産んで、立派に栄えたということですね。 またその悪人、金持ちは、汚いから貸さないと言った人は、隣近所でしょうね。「どうしてそのおじいさん達が、そんな十七、八歳に若くなったというのはどういうことかなー、どういうことかなー。」ボロを着て着た人が私達をはこのように浴びせてね、「金持ちになるのがよいか、若くなるのと金持ちになるのとどちらがいいか」と言われて、「若くなるのがよいと私達が願ったので、それで浴びせるのはその人がやって、このように私達は若くなっている」と言ったら、「そーなのか、それでは私達も。君達はその人の名前は知っているのか」と聞くと、「名前も知っていますよ」と言った。また「それでは呼んだら来るかなー」と言ったら、「それじゃー私達が呼ぼうか」と言ってね。おじいさんおばあさん達ではあったが。「呼ぼうか」と言って、呼んでみたらあの時のボロを着ていたときよりももっとボロを着ていたその神様は。またそこに来たので「私達もあのおじいさん、おばあさんたちよように若くなりたいと思いますので、若くなしてください」と言うと「そうか、それでは私を今日一夜あなたの家に泊めるか」と言って一夜泊まってね。また湯を沸かして浴びせたら、それから誰から初めは浴びるかと言ったら、そこはおじいさんから先に浴びたそうです。そうして浴びて、また妻の奥さんに「時間はちょっと待ってくださいね、二、三分待ってくださいね」と待たしたら、ちょうどそのおじいさん、おばあさんたちが若くなった時間寝かして、その裕福であるそこのおじいさん達は猿になったって。猿になって生まれ変わって、またおばあさんも浴びせたら猿になったって。そのようにして、実際銭があるからと人をバカにするなよ。この人は神様だったので、このような事にしむけられて、このようにされてしまった。心は正しくもちなさいよ、銭はあっても人はバカにするなよということはその意味。またね、これは北谷、その家も失敗してね、何もかも商売も失敗してね、子どもたちから何から猫、山猫になってすべて失った。このおじいさん、おばあさん達の所はその人達の家よりも大きく家を造ったそうです。それで栄えたそうです。そこは繁栄しなくなって、良いことはなかったそうです。
全体の記録時間数 7:51
物語の時間数 7:51
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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