水がなかったそうだよ、楚辺は。井戸も掘ってなかったんでしょうね。そこには洞窟があっ
たらしい。赤犬の子というのは、昔からそこには洞窟があって、私も入ってみたのだが。上の方には松が生え、横穴になっていて、中に入ったら水量は豊富にあったよ。そこはね、水がない頃のずっと大昔、もう水はどこから捜してきたら良いかと困っている時にね。犬がよ、濡れた鳥みたいになってそこから出て来たって。その犬が濡れて来たので不思議に思って、犬を追って洞窟に入って行ったら、水がどんどん溢れ出ていたって。 そうして読谷中に知れ渡ってね。そこは桶をかける所もなかったって。懐に水を入れた桶を抱きかかえて来た。そして途中にある岩に桶をかけて膝に乗せ、それから頭に乗せて家まで運んだという話だったよ。その時から、犬が水を捜したって。それで赤犬子と付けたのか、そういう話を聞いた。犬が捜したんだって、その水、暗川は。
| レコード番号 | 47O374451 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C193 |
| 決定題名 | 赤犬子 クラガー発見(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宇榮原フミ |
| 話者名かな | うえはらふみ |
| 生年月日 | 19180508 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村長田 |
| 記録日 | 19950121 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村長田T03B37 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P319 |
| キーワード | 水がなかった,楚辺,井戸,洞窟,赤犬の子,濡れた,暗川 |
| 梗概(こうがい) | 水がなかったそうだよ、楚辺は。井戸も掘ってなかったんでしょうね。そこには洞窟があっ たらしい。赤犬の子というのは、昔からそこには洞窟があって、私も入ってみたのだが。上の方には松が生え、横穴になっていて、中に入ったら水量は豊富にあったよ。そこはね、水がない頃のずっと大昔、もう水はどこから捜してきたら良いかと困っている時にね。犬がよ、濡れた鳥みたいになってそこから出て来たって。その犬が濡れて来たので不思議に思って、犬を追って洞窟に入って行ったら、水がどんどん溢れ出ていたって。 そうして読谷中に知れ渡ってね。そこは桶をかける所もなかったって。懐に水を入れた桶を抱きかかえて来た。そして途中にある岩に桶をかけて膝に乗せ、それから頭に乗せて家まで運んだという話だったよ。その時から、犬が水を捜したって。それで赤犬子と付けたのか、そういう話を聞いた。犬が捜したんだって、その水、暗川は。 |
| 全体の記録時間数 | 1:15 |
| 物語の時間数 | 1:15 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |