吉屋チルーは波之上の海に飛び込んでいるでしょう。そのような話だが、自殺だね。海に飛び込んで亡くなったらしいよ。すると、波之上の坊主がもう毎日、毎日、夜の夜中、だいたい時間が夜中だね。三時、四時頃、二時、三時頃、もういつもただひと言、歌が聞こえたらしい。『月(ちち)は昔から 変わることねさみ〔月は昔から 変わることはないが〕変わてぃいくものや、人(ひとぅ)の心(くくる)〔変わってゆくものは 人の心〕』と、もう毎日。月は昔から、変わることはないと、ずっと歌ばかり、ただひと言の歌が、この坊さんに聞こえたって。坊さんに、何回も何回もね。「これは不思議だね。」と思って、この坊さんが、あとの文句をね。『月(ちち)は昔から 変わることねさみ〔月は昔から 変わることはないが〕変わっていくものや 人(ひとぅ)の心(くくる)〔変わってゆくものは 人の心〕』と、この坊さんが返したので、それっきり、もう歌はなかったって。歌を返したからなくなった。それからはなかったという話を聞いたことがある。月は昔からというのは、お月さまは昔から変わることはない変わっていくのは人の心と、これを返したので、それっきり歌はなかったと聞いたことがあります。そして、昔の謂われが、この坊さんは毎日、毎日、同じ時間に、これは不思議だと思って、あとで、この歌を返すと、それからはもう歌はなくなったった。
| レコード番号 | 47O374407 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C191 |
| 決定題名 | 吉屋チルー(共通語混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 名嘉真フミ |
| 話者名かな | なかまふみ |
| 生年月日 | 19121110 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県沖縄市美里村 |
| 記録日 | 19761219 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村長田T03A15 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 親元の祖母、姑から昔話を聞いた。 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P327 |
| キーワード | 吉屋チルー,波之上の海に飛び込んでいる,自殺,波之上の坊主,歌ばかり,歌を返した |
| 梗概(こうがい) | 吉屋チルーは波之上の海に飛び込んでいるでしょう。そのような話だが、自殺だね。海に飛び込んで亡くなったらしいよ。すると、波之上の坊主がもう毎日、毎日、夜の夜中、だいたい時間が夜中だね。三時、四時頃、二時、三時頃、もういつもただひと言、歌が聞こえたらしい。『月(ちち)は昔から 変わることねさみ〔月は昔から 変わることはないが〕変わてぃいくものや、人(ひとぅ)の心(くくる)〔変わってゆくものは 人の心〕』と、もう毎日。月は昔から、変わることはないと、ずっと歌ばかり、ただひと言の歌が、この坊さんに聞こえたって。坊さんに、何回も何回もね。「これは不思議だね。」と思って、この坊さんが、あとの文句をね。『月(ちち)は昔から 変わることねさみ〔月は昔から 変わることはないが〕変わっていくものや 人(ひとぅ)の心(くくる)〔変わってゆくものは 人の心〕』と、この坊さんが返したので、それっきり、もう歌はなかったって。歌を返したからなくなった。それからはなかったという話を聞いたことがある。月は昔からというのは、お月さまは昔から変わることはない変わっていくのは人の心と、これを返したので、それっきり歌はなかったと聞いたことがあります。そして、昔の謂われが、この坊さんは毎日、毎日、同じ時間に、これは不思議だと思って、あとで、この歌を返すと、それからはもう歌はなくなったった。 |
| 全体の記録時間数 | 2:12 |
| 物語の時間数 | 2:12 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |