その人は漁師だったようだね。もういつも海に行っていた。その人は、年を経たガジマルにはキジムナーが住み着くという昔の伝えを知っていたらしい。それで海に行くたびに、「三良スー、見ていらっしゃいますか。」と、お辞儀をして通ったらしいね。そのガジマルに。そうしているうちに、ある日「お前には私が見えるのか。」とガジマルが言ったので、「見えるからお辞儀をしているのですよ。」と答えたって。実は見えないのだが、「見えるからお辞儀をしてしているのですよ。」と言ったら、「それなら友達になろう。明日から毎日来なさいよ。海に行こう。」ということになった。そうしてキジムナーと友達になって、毎日のように海に行った。もう降っても晴れても、一晩も欠かさずに、毎日のように海に誘われたって。魚を取って、それを頑張って売ったそうだ。そうして、金持ちになると、そろそろキジムナーと縁を切らないといけないと思うようになった。いつも大漁で魚を売って、お金も蓄えて金持ちになったので、キジムナーと縁を切りたくなったんでしょうね。枯れ葉を束ねて行って、そのガジマルを燃やしたそうだ。そうしたら、自分の家も火をつけられたって、キジムナーに。それで元(貧乏)に戻ったという話だった。
| レコード番号 | 47O374390 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C190 |
| 決定題名 | キジムナー 魚捕り(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 岳原ツル |
| 話者名かな | おかはらつる |
| 生年月日 | 19050504 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村牧原 |
| 記録日 | 19801101 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村長田T02A05 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 寝る時に母親に昔話を聞かせてくれるように要求し、いつでも違う話を聞かせてくれた。 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P253 |
| キーワード | 漁師,海,年を経たガジマル,キジムナーが住み着く,三良スー,お辞儀,キジムナーと友達,金持ち,キジムナーと縁を切る,大漁,枯れ葉,ガジマルを燃やした,自分の家も火をつけられた |
| 梗概(こうがい) | その人は漁師だったようだね。もういつも海に行っていた。その人は、年を経たガジマルにはキジムナーが住み着くという昔の伝えを知っていたらしい。それで海に行くたびに、「三良スー、見ていらっしゃいますか。」と、お辞儀をして通ったらしいね。そのガジマルに。そうしているうちに、ある日「お前には私が見えるのか。」とガジマルが言ったので、「見えるからお辞儀をしているのですよ。」と答えたって。実は見えないのだが、「見えるからお辞儀をしてしているのですよ。」と言ったら、「それなら友達になろう。明日から毎日来なさいよ。海に行こう。」ということになった。そうしてキジムナーと友達になって、毎日のように海に行った。もう降っても晴れても、一晩も欠かさずに、毎日のように海に誘われたって。魚を取って、それを頑張って売ったそうだ。そうして、金持ちになると、そろそろキジムナーと縁を切らないといけないと思うようになった。いつも大漁で魚を売って、お金も蓄えて金持ちになったので、キジムナーと縁を切りたくなったんでしょうね。枯れ葉を束ねて行って、そのガジマルを燃やしたそうだ。そうしたら、自分の家も火をつけられたって、キジムナーに。それで元(貧乏)に戻ったという話だった。 |
| 全体の記録時間数 | 1:26 |
| 物語の時間数 | 1:26 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |