姥捨て山 難題(シマグチ)

概要

沖縄は薩摩の支配下にあったらしい。薩摩から沖縄に難題がきたようだね。七回も曲がりくねった物に、糸を通して来なさいという命令が来た。こんなふうに七回も曲がった物には、糸を通すことはできないでしょう。それで、六十一歳になる人に聞きに行ったようだ。馬の尾の毛というのは長いでしょう。昔は、髪の毛も長く伸ばしていたからね。それに甘い物ね、蜜を括って、蟻が通る前に置いたそうだ。すると、ちょうどそこは蟻の通り道だったらしい。そこで、糸に括られた蜜を引っ張って、七面も曲がった物へ通したって。それから大きな綱に括り、ゆっくり引いて行ったようだ。そして、その難題は六十一歳になって捨てられた人が、解いたということであった。そう答えたので、「そういうことだったら、六十一歳になっても捨ててはいけない。」と。それからまた連れ戻したという話さ。昔はもう、どうすれば食いぶちを減らすことができるかということだったんでしょうね。もう食べ物も充分にないから、置き去りにして、そのまま死ぬんだったら死んでもかまわないという考えだったと思う。それからそのことがあって、年寄りは宝物だということが分かったという話。

再生時間:1:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O374367
CD番号 47O37C189
決定題名 姥捨て山 難題(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 仲程亀
話者名かな なかほどかめ
生年月日 18951010
性別
出身地 沖縄県読谷村牧原
記録日 19770508
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村牧原T02A16
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P238
キーワード 沖縄,薩摩の支配下,薩摩から沖縄に難題,七回も曲がりくねった物,糸を通して来なさい,六十一歳,馬の尾の毛,甘い物,蜜,大きな綱,連れ戻した,年寄りは宝物
梗概(こうがい) 沖縄は薩摩の支配下にあったらしい。薩摩から沖縄に難題がきたようだね。七回も曲がりくねった物に、糸を通して来なさいという命令が来た。こんなふうに七回も曲がった物には、糸を通すことはできないでしょう。それで、六十一歳になる人に聞きに行ったようだ。馬の尾の毛というのは長いでしょう。昔は、髪の毛も長く伸ばしていたからね。それに甘い物ね、蜜を括って、蟻が通る前に置いたそうだ。すると、ちょうどそこは蟻の通り道だったらしい。そこで、糸に括られた蜜を引っ張って、七面も曲がった物へ通したって。それから大きな綱に括り、ゆっくり引いて行ったようだ。そして、その難題は六十一歳になって捨てられた人が、解いたということであった。そう答えたので、「そういうことだったら、六十一歳になっても捨ててはいけない。」と。それからまた連れ戻したという話さ。昔はもう、どうすれば食いぶちを減らすことができるかということだったんでしょうね。もう食べ物も充分にないから、置き去りにして、そのまま死ぬんだったら死んでもかまわないという考えだったと思う。それからそのことがあって、年寄りは宝物だということが分かったという話。
全体の記録時間数 1:50
物語の時間数 1:50
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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