これはまた、昔のこのカマンタ、今でもカマンタはあるはず。(ええ、今のは木で作られているのかな)カマンタといって、すすきの葉で作って、こうしてちょうどお椀のように作ってあったが。それを地面に置いたら、それの下でアカマターの子が三回孵化したら、人を騙すそうだよ。そうして今度は、何十年も生きているアカマターであったのか、女を騙したそうだよ。ええ、男に化けて、色男に化けてしまった。アカマターが男に化けたわけさ、後はそれに騙されて、女性は妊娠してしまった。妊娠したのでアカマターが、「私はね、人間に子種を下ろしたので、やがて生まれるよ。」と、仲間に話したら、「ああ、お前がそう言っても、お前の子種は、女が三月三日に浜に下りて浜遊びをして、砂を踏んだらすぐに下りてしまうよ。駄目だよ。」と言った。「人間の女性に子種を下ろしても、三月に子供達でも誰でも女性が浜下りをすると、砂を踏ませたら駄目になるよ。」と言ったって。それから女の、浜遊びは認められるようになったということさあ。そういうことだと年寄りは言っていたが、それは年寄りでも本当は行くべきだって。次々子や孫にもあるかもしれないということでね。その時から浜の砂を踏むのは良い事だということになった。また、このカマンタも、昔の人はどこにでも捨てていたらしいが、昔は今のように衛生も良くなかった。どこにでも置きっぱなしにしていたそうだ。今はまた、その話が広まってからは、古いカマンタは木に下げるってさ。木に下げて、それが朽ちると肥やしにしようが燃やそうがいいわけさ。だってもう昔は薪もなく、塵芥までも燃やすくらい何もなかったんだから。
| レコード番号 | 47O374265 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C185 |
| 決定題名 | アカマタ婿入 カマンタ孵化 浜下り(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 仲栄間三良 |
| 話者名かな | なかえまさんだ |
| 生年月日 | 18940720 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村大木 |
| 記録日 | 19761219 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村大木T03A03 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P27 |
| キーワード | カマンタ,すすきの葉,地面に置いた,アカマターの子が三回孵化,人を騙す,色男に化ける,女性は妊娠,人間に子種,三月三日,浜下り,浜遊び,砂を踏むと下りる,古いカマンタは木に下げる |
| 梗概(こうがい) | これはまた、昔のこのカマンタ、今でもカマンタはあるはず。(ええ、今のは木で作られているのかな)カマンタといって、すすきの葉で作って、こうしてちょうどお椀のように作ってあったが。それを地面に置いたら、それの下でアカマターの子が三回孵化したら、人を騙すそうだよ。そうして今度は、何十年も生きているアカマターであったのか、女を騙したそうだよ。ええ、男に化けて、色男に化けてしまった。アカマターが男に化けたわけさ、後はそれに騙されて、女性は妊娠してしまった。妊娠したのでアカマターが、「私はね、人間に子種を下ろしたので、やがて生まれるよ。」と、仲間に話したら、「ああ、お前がそう言っても、お前の子種は、女が三月三日に浜に下りて浜遊びをして、砂を踏んだらすぐに下りてしまうよ。駄目だよ。」と言った。「人間の女性に子種を下ろしても、三月に子供達でも誰でも女性が浜下りをすると、砂を踏ませたら駄目になるよ。」と言ったって。それから女の、浜遊びは認められるようになったということさあ。そういうことだと年寄りは言っていたが、それは年寄りでも本当は行くべきだって。次々子や孫にもあるかもしれないということでね。その時から浜の砂を踏むのは良い事だということになった。また、このカマンタも、昔の人はどこにでも捨てていたらしいが、昔は今のように衛生も良くなかった。どこにでも置きっぱなしにしていたそうだ。今はまた、その話が広まってからは、古いカマンタは木に下げるってさ。木に下げて、それが朽ちると肥やしにしようが燃やそうがいいわけさ。だってもう昔は薪もなく、塵芥までも燃やすくらい何もなかったんだから。 |
| 全体の記録時間数 | 3:44 |
| 物語の時間数 | 3:44 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |