牛泥棒の話は聞いたよ。牛をね、追い剥ぎ達が、山で牛を盗んで殺していた。殺したものの鍋はなかったので、牛の皮を剥いで四隅に木を立てて引っ張り、それに水を入れて煮て食べていたって。それから、部落から牛の行方を追って来た人に、牛の肉をたくさん食べさせてから、その人を殺して埋めるつもりで、側では穴を掘っていたそうだ。それで、これは泥棒たちに埋められるかもしれないと思い、「便所に行って来る。」と言って、側から逃げて行った。もう夜なので、先も見えず山道は分からないさあ。そうして逃げた人は、川を頼って行くと必ず海に行けるはずだと思ってね。川辺に沿って逃げて来たという話を聞いたよ。昔は牛盗人というが、牛を盗んで来ては殺して食べていたって。捕まえられたわけではないよ。それは、牛盗人を捕まえるために行ったのだが、逆に捕まえられて一緒に肉を食べさせられているのだから。こいつを逃がしたら、牛を盗んだのがばれると思って。殺して埋めようと穴を掘っていたってよ。見られているから、見られてしまったから、殺して埋めないとばれるといって。だからこの人は逃げたのだが山道は分からないさあ、迷って。だけど川に下りて行ったら、必ず海岸に行き着くはずだと。
| レコード番号 | 47O374251 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C184 |
| 決定題名 | 牛どろぼう(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新垣賀真 |
| 話者名かな | あらかきがしん |
| 生年月日 | 19021209 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村長浜 |
| 記録日 | 19761219 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村大木T02A14 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P163 |
| キーワード | 牛泥棒,追い剥ぎ達,山で牛を盗んで殺していた,鍋,牛の皮,人を殺して埋める,穴を掘っていた,便所 |
| 梗概(こうがい) | 牛泥棒の話は聞いたよ。牛をね、追い剥ぎ達が、山で牛を盗んで殺していた。殺したものの鍋はなかったので、牛の皮を剥いで四隅に木を立てて引っ張り、それに水を入れて煮て食べていたって。それから、部落から牛の行方を追って来た人に、牛の肉をたくさん食べさせてから、その人を殺して埋めるつもりで、側では穴を掘っていたそうだ。それで、これは泥棒たちに埋められるかもしれないと思い、「便所に行って来る。」と言って、側から逃げて行った。もう夜なので、先も見えず山道は分からないさあ。そうして逃げた人は、川を頼って行くと必ず海に行けるはずだと思ってね。川辺に沿って逃げて来たという話を聞いたよ。昔は牛盗人というが、牛を盗んで来ては殺して食べていたって。捕まえられたわけではないよ。それは、牛盗人を捕まえるために行ったのだが、逆に捕まえられて一緒に肉を食べさせられているのだから。こいつを逃がしたら、牛を盗んだのがばれると思って。殺して埋めようと穴を掘っていたってよ。見られているから、見られてしまったから、殺して埋めないとばれるといって。だからこの人は逃げたのだが山道は分からないさあ、迷って。だけど川に下りて行ったら、必ず海岸に行き着くはずだと。 |
| 全体の記録時間数 | 1:34 |
| 物語の時間数 | 1:34 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |