息子はたいそう畑仕事に精を出し、畑仕事を一生懸命やっていたようだね。大変な親孝行者だったらしい。そしてもう、親は毎日のように布機で布を織っていらっしゃったって。昔は今のように高機はなくて、地機であった。ヒジチを使って布を織っていらっしゃった。差し抜いてね。そうしたらどういうことからだったのか、この親がヒジチで嫁を四回突いたらしい。するともう、嫁はピリピリピリピリーしながら床下に入って行ったって。息子は畑から帰って来て、「だー、嫁は。」と言ったので、「私がヒジチで少しだけ突いたら、鼠になって床下に入って行ったよ。」と、親が息子に言ったらしい。「はあ、そういうこともあるか。それなら貴方も突いてみよう。」と、息子が親を突いたら、その親は猫になって天井に上がって行ったという話。だから、お母さん達が、こういうふうに布を織っている時には、「これ!ここに来て、ヒジチで突かれたら猫になるよ。」とか、「鼠になるよ。」とか、そう言いよったの。これ小さい時に聞いた話を覚えているさあ。私は親の乳を飲みたいばかりに、母親によくくっついていったものだから、「これ!ヒジチで突かれたら鼠になるよ、猫になるよ。」と、いつも叱られていた。これは覚えているさあ、四歳、三歳の頃にね。これは昔話ね。
| レコード番号 | 47O374231 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C184 |
| 決定題名 | 嫁と姑(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 長浜マツ |
| 話者名かな | ながはままつ |
| 生年月日 | 19070615 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村大木 |
| 記録日 | 19761219 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村大木T01B09 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P66 |
| キーワード | 息子,畑仕事に精を出し,大変な親孝行者,親,布機,高機,地機,ヒジチ,親がヒジチで嫁を四回突いた,鼠になって床下に入って行った,息子が親を突いた,親は猫になって天井に上がって行った |
| 梗概(こうがい) | 息子はたいそう畑仕事に精を出し、畑仕事を一生懸命やっていたようだね。大変な親孝行者だったらしい。そしてもう、親は毎日のように布機で布を織っていらっしゃったって。昔は今のように高機はなくて、地機であった。ヒジチを使って布を織っていらっしゃった。差し抜いてね。そうしたらどういうことからだったのか、この親がヒジチで嫁を四回突いたらしい。するともう、嫁はピリピリピリピリーしながら床下に入って行ったって。息子は畑から帰って来て、「だー、嫁は。」と言ったので、「私がヒジチで少しだけ突いたら、鼠になって床下に入って行ったよ。」と、親が息子に言ったらしい。「はあ、そういうこともあるか。それなら貴方も突いてみよう。」と、息子が親を突いたら、その親は猫になって天井に上がって行ったという話。だから、お母さん達が、こういうふうに布を織っている時には、「これ!ここに来て、ヒジチで突かれたら猫になるよ。」とか、「鼠になるよ。」とか、そう言いよったの。これ小さい時に聞いた話を覚えているさあ。私は親の乳を飲みたいばかりに、母親によくくっついていったものだから、「これ!ヒジチで突かれたら鼠になるよ、猫になるよ。」と、いつも叱られていた。これは覚えているさあ、四歳、三歳の頃にね。これは昔話ね。 |
| 全体の記録時間数 | 1:21 |
| 物語の時間数 | 1:21 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |