紫微鑾駕(共通語)

概要

これは家を新しく造る時にね、この家の永久に家が栄えるように、いわゆる魔除けのための全く漢字の文字なんです。紫微鑾駕(しびらんかん)はですね、今の中国の昔の話ですからね。その紫微鑾駕というのはですね、一地方の王様の名前です。この王様がある時、自分の国のね、国民の生活状態をつぶさに見たり聞いたりしたいために、地方を巡察した時の話です。ちょうどその時に、一つの地方で新しく家を建築して、その骨組ができていたんです。そこへ王様が来たので、大工さん達は皆、もう地べたに平伏してね、王様を迎えた時に、その新しく家を造る人はね、非常に感銘して、天に昇る思いでね、恐れおおくもということで、その建築中のもんだから、板や板切れや材木があるから、それと筆をもって王様に、「この私の家を造る時に王様がおいでになった事は、私にとって非常に記念すべき最良の日である。どうか王様、記念に何か書いて下さい。」とさし出した。それが王様は、自分の名前を紫微鑾駕と書いて、「この板をそれじゃあ屋根の棟桁に貼りつけておきなさい。」と言った。これが厄払いになったのでね、中国にあったことが、この沖縄までも伝わっていたんですよ。それが戦後まで続いてね、木造建築の場合には、一番家の骨組の中心である棟桁に、大工の棟梁が紫微鑾駕という字を書いてね、あの釘で打ちつけて、そうしてその家の永久繁栄の厄払いをしているんです。今はそんな事ないはずです。

再生時間:3:05

民話詳細DATA

レコード番号 47O374116
CD番号 47O37C179
決定題名 紫微鑾駕(共通語)
話者がつけた題名
話者名 古堅宗吉
話者名かな ふるげんそうきち
生年月日 19171114
性別
出身地 読谷村都屋
記録日 19770223
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村都屋T02B02
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集12 親志の民話 P299
キーワード 家を新しく造る時,魔除け,紫微鑾駕,王様の名前,地方を巡察,大工
梗概(こうがい) これは家を新しく造る時にね、この家の永久に家が栄えるように、いわゆる魔除けのための全く漢字の文字なんです。紫微鑾駕(しびらんかん)はですね、今の中国の昔の話ですからね。その紫微鑾駕というのはですね、一地方の王様の名前です。この王様がある時、自分の国のね、国民の生活状態をつぶさに見たり聞いたりしたいために、地方を巡察した時の話です。ちょうどその時に、一つの地方で新しく家を建築して、その骨組ができていたんです。そこへ王様が来たので、大工さん達は皆、もう地べたに平伏してね、王様を迎えた時に、その新しく家を造る人はね、非常に感銘して、天に昇る思いでね、恐れおおくもということで、その建築中のもんだから、板や板切れや材木があるから、それと筆をもって王様に、「この私の家を造る時に王様がおいでになった事は、私にとって非常に記念すべき最良の日である。どうか王様、記念に何か書いて下さい。」とさし出した。それが王様は、自分の名前を紫微鑾駕と書いて、「この板をそれじゃあ屋根の棟桁に貼りつけておきなさい。」と言った。これが厄払いになったのでね、中国にあったことが、この沖縄までも伝わっていたんですよ。それが戦後まで続いてね、木造建築の場合には、一番家の骨組の中心である棟桁に、大工の棟梁が紫微鑾駕という字を書いてね、あの釘で打ちつけて、そうしてその家の永久繁栄の厄払いをしているんです。今はそんな事ないはずです。
全体の記録時間数 3:05
物語の時間数 3:05
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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