大変な剽軽者だったようだが、知恵があって頭は優れていたそうだが、どういうわけか親がどんなに言っても、いっこうに仕事をしようとはしなかった。自分と縁組みした女性がいたようだがね、そして、自分の家の門から女性が入ろうとしたら、カケジャーで髪を引っかけたって。そして、「かきたるカキジャーがもはずれるか。」と歌ったら、よく見ると自分の婚約者だったということ。
難題‥‥それからまた、あと一つはね、支那からだったのか、「灰縄を綯って来なさい。」という御用があった。もう親は大変心配しているのに、「ああ、これは大変たやすいことだよ。」と、モーイは平気だった。それから、昔、親は六十一歳になったので、山に連れられて行かれていたようだが、その親も、「灰縄を綯うのは大変たやすいことだよと、縄をそのまま焼いたら灰縄になるでしょう。」と言うから、縄を焼いたまま持って行ったら、またその御用も通った。また、「曲がりくねった玉に糸を通しなさい。」という御用がきたらしい。それはまたどうしたかというとね、反対側に砂糖をおいて、蟻の足にくびって曲がりくねった玉の中を反対側まではわせたという話。もうだいたいすべてがそのような具合で、饒波のモーイという人は、頭は大変優れていたそうだよ、私はこれだけしか分からない。
| レコード番号 | 47O374067 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C177 |
| 決定題名 | モーイ親方(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新里紹栄 |
| 話者名かな | しんざとしょうえい |
| 生年月日 | 19050102 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 読谷村都屋 |
| 記録日 | 19770223 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村都屋T01A18 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集12 都屋の民話 P275 |
| キーワード | 大変な剽軽者,知恵,頭は優れていた,親,仕事をしない,縁組,女性,家の門,カケジャー,髪を引っかけた,婚約者,支那,灰縄,御用,モーイ,六十一歳,曲がりくねった玉に糸 |
| 梗概(こうがい) | 大変な剽軽者だったようだが、知恵があって頭は優れていたそうだが、どういうわけか親がどんなに言っても、いっこうに仕事をしようとはしなかった。自分と縁組みした女性がいたようだがね、そして、自分の家の門から女性が入ろうとしたら、カケジャーで髪を引っかけたって。そして、「かきたるカキジャーがもはずれるか。」と歌ったら、よく見ると自分の婚約者だったということ。 難題‥‥それからまた、あと一つはね、支那からだったのか、「灰縄を綯って来なさい。」という御用があった。もう親は大変心配しているのに、「ああ、これは大変たやすいことだよ。」と、モーイは平気だった。それから、昔、親は六十一歳になったので、山に連れられて行かれていたようだが、その親も、「灰縄を綯うのは大変たやすいことだよと、縄をそのまま焼いたら灰縄になるでしょう。」と言うから、縄を焼いたまま持って行ったら、またその御用も通った。また、「曲がりくねった玉に糸を通しなさい。」という御用がきたらしい。それはまたどうしたかというとね、反対側に砂糖をおいて、蟻の足にくびって曲がりくねった玉の中を反対側まではわせたという話。もうだいたいすべてがそのような具合で、饒波のモーイという人は、頭は大変優れていたそうだよ、私はこれだけしか分からない。 |
| 全体の記録時間数 | 1:40 |
| 物語の時間数 | 1:40 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |