嫁と姑 うどんはミミズ(シマグチ)

概要

ある所にあったという話だがね。ある姑が年を取って目も悪くなったのでね、嫁が、「お婆は目も見えなくなってしまった。もう早く年を取らさなければいけない。」と粗末にしたそうだ。いつも親子二人だけだから、食事の時も誰も見てなかった。そうしたらこの嫁たる者はどこからミミズを取って来たのか、ミミズを取って来ておいて、食事時間になると、「お婆さん、素麺を妙めてありますので、召し上がって下さい。」と言った。「ああ、そうねえ、あなたがつくった今日の素麺は大変太いね。本当に今日の素麺は荒くておいしいよ。」と言ったら、「おいしいでしょう。」と問答しながら、「ああ、おいしいよ。本当に荒い素麺だね。」と思いながらも食べていた。そういうふうに食べながら、多分食べながら変だと思ったんでしょうね、素麺を一つずつ取って紙に包んでおいたようだ。約一週間もそのようにして自分の食べる物から一つずつ取っておいてあったそうだ。そうして娘が訪ねて来たので、「私達の嫁は素麺妙めだということで食べさせてあるのだが、あまりにも素麺が荒いんだが、これは何かね。」と見せた。すると、「お母さんよ、これはミミズだよ。」と言ったら、「あきさみよー。私はミミズを食べさせられていたのだね。あいえーなー、私の体はもうミミズになっているよ。ミミズを食べさせられていたのだね。」と、後にぶっ倒れて気を失ってしまったって。もう娘も、「あきさみよー。」とびっくりし、どうにも合点がいかなくて、怒って嫁とすごい言い争いをしてしまった。しかし、ミミズは食べさせられたものの毒ではなく逆に薬となり、健康になったという話を聞いたよ。

再生時間:2:06

民話詳細DATA

レコード番号 47O374062
CD番号 47O37C177
決定題名 嫁と姑 うどんはミミズ(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 大城トヨ
話者名かな おおしろとよ
生年月日 19160310
性別
出身地 北谷町
記録日 19770223
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村都屋T01A13
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集12 都屋の民話 P252
キーワード 姑,目も悪くなった,嫁,早く年を取らす,粗末,食事,ミミズ,素麺,素麺は荒くておいしい,娘,薬,健康になった
梗概(こうがい) ある所にあったという話だがね。ある姑が年を取って目も悪くなったのでね、嫁が、「お婆は目も見えなくなってしまった。もう早く年を取らさなければいけない。」と粗末にしたそうだ。いつも親子二人だけだから、食事の時も誰も見てなかった。そうしたらこの嫁たる者はどこからミミズを取って来たのか、ミミズを取って来ておいて、食事時間になると、「お婆さん、素麺を妙めてありますので、召し上がって下さい。」と言った。「ああ、そうねえ、あなたがつくった今日の素麺は大変太いね。本当に今日の素麺は荒くておいしいよ。」と言ったら、「おいしいでしょう。」と問答しながら、「ああ、おいしいよ。本当に荒い素麺だね。」と思いながらも食べていた。そういうふうに食べながら、多分食べながら変だと思ったんでしょうね、素麺を一つずつ取って紙に包んでおいたようだ。約一週間もそのようにして自分の食べる物から一つずつ取っておいてあったそうだ。そうして娘が訪ねて来たので、「私達の嫁は素麺妙めだということで食べさせてあるのだが、あまりにも素麺が荒いんだが、これは何かね。」と見せた。すると、「お母さんよ、これはミミズだよ。」と言ったら、「あきさみよー。私はミミズを食べさせられていたのだね。あいえーなー、私の体はもうミミズになっているよ。ミミズを食べさせられていたのだね。」と、後にぶっ倒れて気を失ってしまったって。もう娘も、「あきさみよー。」とびっくりし、どうにも合点がいかなくて、怒って嫁とすごい言い争いをしてしまった。しかし、ミミズは食べさせられたものの毒ではなく逆に薬となり、健康になったという話を聞いたよ。
全体の記録時間数 2:06
物語の時間数 2:06
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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