夫振岩(シマグチ)

概要

夫婦岩という岩が山原にあるでしょう。あの話は男は芝居でも見たのだが、すぐあちこち禿げだらけで大変容姿が悪い人でね、また女の人は大変な美人であった。男の人はもうこの美人の女に惚れこんでいた。しかし女の人はこんな容姿の悪い人とはどうしても結婚はできないと。だから、あんなに容姿の悪い人だと、振っていたわけさあ。そして親達は、二人をどうにかして結婚させようと知恵を絞って、御願をすると嘘をついて夫婦岩という岩に娘を舟で連れて行き、連れて行った。それは親達の知恵で、娘とそこへ置き去りにするつもりであった。「御願の道具を忘れたので、取りに行ってくるからね。」と親達は先に家に帰ったわけさー。するともう娘は一人になってね。その二人だけ残されたのだが、娘は男に背をむけたままだった。後はもう、冬の大変寒い日だったので、もう寒くてたまらず、女はぶるぶる震えていた。そこへ、あの容姿の悪い男の人が来て、自分の着ている着物を女の人へかけてあげた。それからは、二人は一緒になったという話だよ。親達は二人のことが心配になり、夫振岩へ行ってみると二人は互いに身を寄せて丹前にくるまっていたそうだ。それから夫婦になったという話だった。

再生時間:2:04

民話詳細DATA

レコード番号 47O374019
CD番号 47O37C175
決定題名 夫振岩(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 喜友名初江
話者名かな きゆうなはつえ
生年月日 19220120
性別
出身地 沖縄県読谷村親志
記録日 19930120
記録者の所属組織 読谷村ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村親志T04B14
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集12 親志の民話 P153
キーワード 夫婦岩,山原,禿げだらけ,大変容姿が悪い人,女の人は大変な美人,結婚,親達,御願,嘘,舟,置き去り,二人だけ残された,冬の大変寒い日,着物,夫婦
梗概(こうがい) 夫婦岩という岩が山原にあるでしょう。あの話は男は芝居でも見たのだが、すぐあちこち禿げだらけで大変容姿が悪い人でね、また女の人は大変な美人であった。男の人はもうこの美人の女に惚れこんでいた。しかし女の人はこんな容姿の悪い人とはどうしても結婚はできないと。だから、あんなに容姿の悪い人だと、振っていたわけさあ。そして親達は、二人をどうにかして結婚させようと知恵を絞って、御願をすると嘘をついて夫婦岩という岩に娘を舟で連れて行き、連れて行った。それは親達の知恵で、娘とそこへ置き去りにするつもりであった。「御願の道具を忘れたので、取りに行ってくるからね。」と親達は先に家に帰ったわけさー。するともう娘は一人になってね。その二人だけ残されたのだが、娘は男に背をむけたままだった。後はもう、冬の大変寒い日だったので、もう寒くてたまらず、女はぶるぶる震えていた。そこへ、あの容姿の悪い男の人が来て、自分の着ている着物を女の人へかけてあげた。それからは、二人は一緒になったという話だよ。親達は二人のことが心配になり、夫振岩へ行ってみると二人は互いに身を寄せて丹前にくるまっていたそうだ。それから夫婦になったという話だった。
全体の記録時間数 2:04
物語の時間数 2:04
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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