黒金座主と北谷王子(共通語)

概要

あれはもう黒金座主の話ですがね。で、北谷王子の奥方は美しい人だったんだろうね。黒金座主が気に入っていたというわけじゃないかなあ。黒金座主も多分易者であったんでしょうね。昔は物知りの家によく行っていたさあね。それで黒金座主が騙して、妻はもう乱暴されたわけさあ。それが、北谷王子の耳に入っているから、妻は事実を話したわけさーねえ。そうしたら、「こいつは許してはならん。」と殺しに行ったら追いまわしたが逃げられてしまった。北谷王子の刀はね、なんでも刀全体ではないけどね、黄金作りの刀だったらしい。その刀に魔除けの力で術をかけることができない仕組みになっていたわけだね。それで、その刀を取られたらかかるらしいがね、北谷王子はいつもその刀は差して離さなかったから、術をかけることはできなかったって。そうしたら黒金座主は屏風の後にひっついて隠れたので分からなくなってしまった。それで、「どこに行ったのだろう。」と、あたりをキョロキョロして捜そうとして、そこにいるということを知ってはいなかったはずだが、「もし、そこに立っているとしたら、このように刺し殺してしまうのだが。」と、そこの屏風に刀を突き刺すと、すぐそこに黒金座主が居たという話なんだよ。だから、この刀というのは、言わば、昔の村正という魔剣があったさあねえ、それと同じようなことだよ。

再生時間:3:04

民話詳細DATA

レコード番号 47O373992
CD番号 47O37C174
決定題名 黒金座主と北谷王子(共通語)
話者がつけた題名 黒金座主と北谷王子
話者名 浦崎政夫
話者名かな うらさきまさお
生年月日 19150301
性別
出身地 沖縄県読谷村親志
記録日 19930120
記録者の所属組織 読谷村ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村親志T04A01
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集12上地・親志・都屋の民話 P169
キーワード 黒金座主,北谷王子の奥方,美しい人,易者,物知り,妻はもう乱暴された,殺しに行った,黄金作りの刀,魔除けの力,術をかけることができない,屏風,村正という魔剣
梗概(こうがい) あれはもう黒金座主の話ですがね。で、北谷王子の奥方は美しい人だったんだろうね。黒金座主が気に入っていたというわけじゃないかなあ。黒金座主も多分易者であったんでしょうね。昔は物知りの家によく行っていたさあね。それで黒金座主が騙して、妻はもう乱暴されたわけさあ。それが、北谷王子の耳に入っているから、妻は事実を話したわけさーねえ。そうしたら、「こいつは許してはならん。」と殺しに行ったら追いまわしたが逃げられてしまった。北谷王子の刀はね、なんでも刀全体ではないけどね、黄金作りの刀だったらしい。その刀に魔除けの力で術をかけることができない仕組みになっていたわけだね。それで、その刀を取られたらかかるらしいがね、北谷王子はいつもその刀は差して離さなかったから、術をかけることはできなかったって。そうしたら黒金座主は屏風の後にひっついて隠れたので分からなくなってしまった。それで、「どこに行ったのだろう。」と、あたりをキョロキョロして捜そうとして、そこにいるということを知ってはいなかったはずだが、「もし、そこに立っているとしたら、このように刺し殺してしまうのだが。」と、そこの屏風に刀を突き刺すと、すぐそこに黒金座主が居たという話なんだよ。だから、この刀というのは、言わば、昔の村正という魔剣があったさあねえ、それと同じようなことだよ。
全体の記録時間数 3:04
物語の時間数 3:04
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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