沖縄では乞食や癩病にはコーダーと言うんですよね。吉屋チルーは、コーダーの人に呼ばれてしまった。「今日のお客さんは、暗やみに来るお客さんなので、ランプはつけないように。」と言われたので、何か不思議でおかしいと吉屋は思っていた。昔は、着物を作っていたので、芭蕉を沢山紡いでバーキに入れてあったそうです。それをお客さんの着物の裾につけて帰し、芭蕉をたどって行ったら、波之上のクンチャーシールと言って、乞食(癩病)ばかりいた所に入って行ったって。吉屋チルーは、コーダーに呼ばれたということを知り、帰ってきて歌を詠んだそうだ。「一万に惚(ふ)りてぃ 二万銭(にまんじん)捨(ひ)てぃてぃ〔一万の金に惚れて 二万の銭を捨てて〕吉屋(よしや)ウミチルが命(いぬち)捨(ひ)てぃてぃ〔吉屋チルーの命までも捨ててしまって〕。」と歌を詠んだ。一万というのは現在の二百円に相当する。これだけに惚れて、二百円の欲しさに、私が生きていたら二万も取るのにね、と。こういうふうに歌をつくったって。
| レコード番号 | 47O373929 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C172 |
| 決定題名 | 吉屋チルー(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 吉屋チルー |
| 話者名 | 久場次郎 |
| 話者名かな | くばじろう |
| 生年月日 | 19060225 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村親志 |
| 記録日 | 19770222 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村親志T01B18 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集12上地・親志・都屋の民話 P173 |
| キーワード | 沖縄,乞食,癩病,コーダーと,吉屋チルー,暗やみに来るお客さん,ランプ,芭蕉,バーキ,波之上のクンチャーシール |
| 梗概(こうがい) | 沖縄では乞食や癩病にはコーダーと言うんですよね。吉屋チルーは、コーダーの人に呼ばれてしまった。「今日のお客さんは、暗やみに来るお客さんなので、ランプはつけないように。」と言われたので、何か不思議でおかしいと吉屋は思っていた。昔は、着物を作っていたので、芭蕉を沢山紡いでバーキに入れてあったそうです。それをお客さんの着物の裾につけて帰し、芭蕉をたどって行ったら、波之上のクンチャーシールと言って、乞食(癩病)ばかりいた所に入って行ったって。吉屋チルーは、コーダーに呼ばれたということを知り、帰ってきて歌を詠んだそうだ。「一万に惚(ふ)りてぃ 二万銭(にまんじん)捨(ひ)てぃてぃ〔一万の金に惚れて 二万の銭を捨てて〕吉屋(よしや)ウミチルが命(いぬち)捨(ひ)てぃてぃ〔吉屋チルーの命までも捨ててしまって〕。」と歌を詠んだ。一万というのは現在の二百円に相当する。これだけに惚れて、二百円の欲しさに、私が生きていたら二万も取るのにね、と。こういうふうに歌をつくったって。 |
| 全体の記録時間数 | 1:14 |
| 物語の時間数 | 1:14 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |