あのね、男がとても食いしん坊でもう貧乏であってね、自分の嫁さんにくれないで、その男はガチマヤーだからね、自分一人で蛸を食べるつもりで、薬罐も隣から借りてきたから、嫁さんはね、「また人のうちの薬罐を借りて今頃は蛸買って煮ている。」と思って、隣の家に行って、「今頃炊いて食っているからね、早く行って薬罐持っておいで。」と言ったら、隣の貸した所がね、この家に行ってその薬罐を取りに行ったら、男がちょうど薬罐に入れて炊いている時だったから、「まてよー。」言うてから、夜で暗いから良く見えないまま、借りた薬罐から、家の薬罐に汁を移して、蛸は自分の家の薬罐に落ちたと思ってね、この薬罐は返したらしいですよ。したらこの薬罐に移したつもりだが、蛸はこう薬罐にへばりついていたから、薬罐から落ちないで、その薬罐を取ってきた向こうの人はね、こっちに嫁さんにうんと御馳走したらしいよ。だから、このまたガチマヤーはね、蛸を落としたと思っている薬罐を探したら蛸がないから、「何か蛸かな、マジムンであったかなあ。」と言って探して探して、その自分が薬罐を借りてきても食べることができないで、向こうの人に食べられたという話がある。
| レコード番号 | 47O373928 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C172 |
| 決定題名 | やかんのタコ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | やかんのタコ |
| 話者名 | 久場次郎 |
| 話者名かな | くばじろう |
| 生年月日 | 19060225 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村親志 |
| 記録日 | 19770222 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村親志T01B17 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集12上地・親志・都屋の民話 P140 |
| キーワード | 男,食いしん坊,貧乏,嫁,ガチマヤー,一人で蛸を食べる,薬罐,隣から借りてきた,夜で暗い,蛸は薬罐にへばりついていた,御馳走,蛸がない,マジムン |
| 梗概(こうがい) | あのね、男がとても食いしん坊でもう貧乏であってね、自分の嫁さんにくれないで、その男はガチマヤーだからね、自分一人で蛸を食べるつもりで、薬罐も隣から借りてきたから、嫁さんはね、「また人のうちの薬罐を借りて今頃は蛸買って煮ている。」と思って、隣の家に行って、「今頃炊いて食っているからね、早く行って薬罐持っておいで。」と言ったら、隣の貸した所がね、この家に行ってその薬罐を取りに行ったら、男がちょうど薬罐に入れて炊いている時だったから、「まてよー。」言うてから、夜で暗いから良く見えないまま、借りた薬罐から、家の薬罐に汁を移して、蛸は自分の家の薬罐に落ちたと思ってね、この薬罐は返したらしいですよ。したらこの薬罐に移したつもりだが、蛸はこう薬罐にへばりついていたから、薬罐から落ちないで、その薬罐を取ってきた向こうの人はね、こっちに嫁さんにうんと御馳走したらしいよ。だから、このまたガチマヤーはね、蛸を落としたと思っている薬罐を探したら蛸がないから、「何か蛸かな、マジムンであったかなあ。」と言って探して探して、その自分が薬罐を借りてきても食べることができないで、向こうの人に食べられたという話がある。 |
| 全体の記録時間数 | 1:33 |
| 物語の時間数 | 1:33 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |