五月五日の行事はね、鬼の島の近くで船が破船してね、それでもその難を逃れることができた人の話からきているそうだ。そこで、鬼達がね、そのうちの一人を肥らせて殺して食べようと思ってね、痩せていたわけだね。そうして、今のチンヌク(やつがしら)のようなものだったのかね、それを干し葉して置いてあるものを、くいちぎって食べ尽くしたようだね。そうして、そこには船も置いてあったので、むこう向きに歩くと足跡から見つかるからといってね、後ずさりして逃げたそうだよ。そうして、そこは菖蒲山だったそうだが、その菖蒲山に隠れたそうだ。鬼は人の臭いを悟ることができなくてね、犬も見つけることができなくてね、それで、その人は船に乗って逃げて、難を凌ぐことができたそうだ。それで、昔は五月五日には、みんな菖蒲の葉を首に巻いたが、これは菖蒲山に隠れて助かった記念として、五月五日をするようになったという話だった。
| レコード番号 | 47O373914 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C171 |
| 決定題名 | 五月五日由来(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 五月五日由来 |
| 話者名 | 真栄城兼久 |
| 話者名かな | まえしろけんきゅう |
| 生年月日 | 18840329 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村親志 |
| 記録日 | 19770222 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村親志T01B04 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集12上地・親志・都屋の民話 P64 |
| キーワード | 五月五日,鬼の島,船が破船,一人を肥らせて殺して食べようと思った,痩せていた,チンヌク,足跡,菖蒲山に隠れた,人の臭いを悟る,犬も,難を凌いだ,首に巻いた |
| 梗概(こうがい) | 五月五日の行事はね、鬼の島の近くで船が破船してね、それでもその難を逃れることができた人の話からきているそうだ。そこで、鬼達がね、そのうちの一人を肥らせて殺して食べようと思ってね、痩せていたわけだね。そうして、今のチンヌク(やつがしら)のようなものだったのかね、それを干し葉して置いてあるものを、くいちぎって食べ尽くしたようだね。そうして、そこには船も置いてあったので、むこう向きに歩くと足跡から見つかるからといってね、後ずさりして逃げたそうだよ。そうして、そこは菖蒲山だったそうだが、その菖蒲山に隠れたそうだ。鬼は人の臭いを悟ることができなくてね、犬も見つけることができなくてね、それで、その人は船に乗って逃げて、難を凌ぐことができたそうだ。それで、昔は五月五日には、みんな菖蒲の葉を首に巻いたが、これは菖蒲山に隠れて助かった記念として、五月五日をするようになったという話だった。 |
| 全体の記録時間数 | 1:20 |
| 物語の時間数 | 1:20 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |