鹿児島の殿様に呼ばれて会場に行ったときの話だったのか。「お前、友達になってくれないか。」と、鹿児島の殿様に言われたので、「あ、そのようなことはできません。」と言った。「どうしてそのようなことを言うのか。」と言うと、「沖縄にはクンピチドゥシ(踏んでが友)といって、もう話もなくなったら、足で頭などを踏んでも、文句を言わないのが友達である。」と冗談で言った。すると、そこで話をしながら殿様がぺークーをおし倒して頭を踏んだようだ。ぺークーは怒って、「こんなやつは、そうさせてはならない。これは殺してやろう。」と、そして、「何月何日には、私も琉球から派遣されているので互いに試合をしないと分からない。」と言った。そして、某月某日に試合だと、立ち合いすることになった。そこの役人達も揃って、テーブルに酒も水も置いて、コップなり、椀なりに入れて、酒を飲まずに、水を飲んで試合に挑んだ。「あんなに食事も食べるし、この試合に負けたら、もう王は迷惑だ。」と鹿児島の家来たちは言った。そして、カーサバといって、草履の裏に皮をつけて、以前は女性たちはそれを履いて歩いていたカーサバといってね。そこで、鹿児島の会場で、立ち合いしているところ、ぺークが王様にカーサバを投げて、試合をやるといって、挙で一発やった。もう鹿児島の側ではどうすることもできない。あんなに食事をとって、酒を飲んでも力があるので、負けたら大変だと鹿児島から断ってきたという話である。
| レコード番号 | 47O373901 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C171 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ペークー 殿との試合(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 渡嘉敷ペークー |
| 話者名 | 真栄城兼久 |
| 話者名かな | まえしろけんきゅう |
| 生年月日 | 18840329 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村親志 |
| 記録日 | 19770222 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村親志T01A12 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集12上地・親志・都屋の民話 P109 |
| キーワード | 鹿児島の殿様,友達,沖縄,クンピチドゥシ,足で頭を踏む,ぺークー,試合,テーブル,酒,水,カーサバ,草履の裏に皮,挙で一発 |
| 梗概(こうがい) | 鹿児島の殿様に呼ばれて会場に行ったときの話だったのか。「お前、友達になってくれないか。」と、鹿児島の殿様に言われたので、「あ、そのようなことはできません。」と言った。「どうしてそのようなことを言うのか。」と言うと、「沖縄にはクンピチドゥシ(踏んでが友)といって、もう話もなくなったら、足で頭などを踏んでも、文句を言わないのが友達である。」と冗談で言った。すると、そこで話をしながら殿様がぺークーをおし倒して頭を踏んだようだ。ぺークーは怒って、「こんなやつは、そうさせてはならない。これは殺してやろう。」と、そして、「何月何日には、私も琉球から派遣されているので互いに試合をしないと分からない。」と言った。そして、某月某日に試合だと、立ち合いすることになった。そこの役人達も揃って、テーブルに酒も水も置いて、コップなり、椀なりに入れて、酒を飲まずに、水を飲んで試合に挑んだ。「あんなに食事も食べるし、この試合に負けたら、もう王は迷惑だ。」と鹿児島の家来たちは言った。そして、カーサバといって、草履の裏に皮をつけて、以前は女性たちはそれを履いて歩いていたカーサバといってね。そこで、鹿児島の会場で、立ち合いしているところ、ぺークが王様にカーサバを投げて、試合をやるといって、挙で一発やった。もう鹿児島の側ではどうすることもできない。あんなに食事をとって、酒を飲んでも力があるので、負けたら大変だと鹿児島から断ってきたという話である。 |
| 全体の記録時間数 | 3:44 |
| 物語の時間数 | 3:44 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |