チョーフグン親方(シマグチ)

概要

あの人は生きて千人、死んで千人殺したんだけどね、薩摩の人が殺した。それはどういうことかというと、チョーフグンは生まれたときから、全部鉄、ここだけが肉体であった。あれは大和の人に頼まれた散髪屋の人が殺したという話だけどね。チョーフグンさんは、田舎生まれだが、母親は身分もある女だが、もう結婚しての子供ではなかった。あの頃は、もうそうなると、子供をおろさないといけない。「困ったことになった。」と言って鉄を煎じて飲んだおりると聞いたから、鉄を煎じて飲んだがおりはしないで、生まれたら、チョーフグンさんは身体中、全部鉄でおおわれて口だけは肉であった。そうして、月が経ったので生まれたようだ。母親は、子供の肉体は全部鉄なので、幾月だったか分からないが生むことはできず、子供に命をとられて亡くなったようだ。それで、チョーフグンさんは墓で生まれた。そしたら、女の親の霊が現れて、店に買いに来る時は人間になるそうだ。顔は誰か分からんが、子供にあげるのを店で買ってね、子供を育てた。そして、持ってきたのは主が取る時は取るときは本当の銭だが、見るとみな紙銭でしょう。これはおかしいなあと思った。それで、店の女主人は、「これはまず確かめてみよう。」と墓にね、後を追って行ったようだ。すると、墓の中から子供の声が聞こえたようだ。「これは何かあるな。」と墓を開けた。その人が、チョーフグンさんを出して育てた。それからもう首だけは肉。また強くてね、薩摩藩と戦さをすると、強いものだからその人一人で戦ったそうだ。薩摩藩はもうチョーフグン親方がいる間は、どんなにしても沖縄を占領することは出来ないと薩摩は謀反を企んだ。散髪屋に頼んでいて、散髪にきたのか、髭も剃るのがあったのか、散髪屋で首だけが肉体だから、カミソリで切れるのでやられたという話である。それでも、宝の人だといって墓に入っていたわけだが、薩摩藩は散髪屋が殺したと話を聞いて、「今回は退治することが出来た。」とまた沖縄にまた攻めにきたので、攻められたらまずいといって、墓に埋めてあるのをまた出して、那覇通堂の前に立てた。すると、薩摩藩は、望遠鏡で見て、「今も生きていらっしゃる。ハチャグミを食べておられる。」と口からウジ虫が出ているのはハチャグミを今、食べておられると思って、もう行ってはいけないとなったから、もう任務を果たすことができなかったので、戦いもせずに殺しあい、切腹したということである。チョーフグンは、生きて千人、死んでからも千人退治したという話である。

再生時間:7:52

民話詳細DATA

レコード番号 47O373791
CD番号 47O37C165
決定題名 チョーフグン親方(シマグチ)
話者がつけた題名 チョーフグン親方
話者名 比嘉清次郎
話者名かな ひがせいじろう
生年月日 19100320
性別
出身地 沖縄県読谷村楚辺
記録日 19881215
記録者の所属組織 読谷ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村楚辺T16B02
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集11楚辺の民話 P279
キーワード 生きて千人,死んで千人,薩摩,チョーフグン,全部鉄,肉体,散髪屋,母親,鉄を煎じて飲んだ,口だけは肉,墓で生まれた,女の親の霊,子供,紙銭
梗概(こうがい) あの人は生きて千人、死んで千人殺したんだけどね、薩摩の人が殺した。それはどういうことかというと、チョーフグンは生まれたときから、全部鉄、ここだけが肉体であった。あれは大和の人に頼まれた散髪屋の人が殺したという話だけどね。チョーフグンさんは、田舎生まれだが、母親は身分もある女だが、もう結婚しての子供ではなかった。あの頃は、もうそうなると、子供をおろさないといけない。「困ったことになった。」と言って鉄を煎じて飲んだおりると聞いたから、鉄を煎じて飲んだがおりはしないで、生まれたら、チョーフグンさんは身体中、全部鉄でおおわれて口だけは肉であった。そうして、月が経ったので生まれたようだ。母親は、子供の肉体は全部鉄なので、幾月だったか分からないが生むことはできず、子供に命をとられて亡くなったようだ。それで、チョーフグンさんは墓で生まれた。そしたら、女の親の霊が現れて、店に買いに来る時は人間になるそうだ。顔は誰か分からんが、子供にあげるのを店で買ってね、子供を育てた。そして、持ってきたのは主が取る時は取るときは本当の銭だが、見るとみな紙銭でしょう。これはおかしいなあと思った。それで、店の女主人は、「これはまず確かめてみよう。」と墓にね、後を追って行ったようだ。すると、墓の中から子供の声が聞こえたようだ。「これは何かあるな。」と墓を開けた。その人が、チョーフグンさんを出して育てた。それからもう首だけは肉。また強くてね、薩摩藩と戦さをすると、強いものだからその人一人で戦ったそうだ。薩摩藩はもうチョーフグン親方がいる間は、どんなにしても沖縄を占領することは出来ないと薩摩は謀反を企んだ。散髪屋に頼んでいて、散髪にきたのか、髭も剃るのがあったのか、散髪屋で首だけが肉体だから、カミソリで切れるのでやられたという話である。それでも、宝の人だといって墓に入っていたわけだが、薩摩藩は散髪屋が殺したと話を聞いて、「今回は退治することが出来た。」とまた沖縄にまた攻めにきたので、攻められたらまずいといって、墓に埋めてあるのをまた出して、那覇通堂の前に立てた。すると、薩摩藩は、望遠鏡で見て、「今も生きていらっしゃる。ハチャグミを食べておられる。」と口からウジ虫が出ているのはハチャグミを今、食べておられると思って、もう行ってはいけないとなったから、もう任務を果たすことができなかったので、戦いもせずに殺しあい、切腹したということである。チョーフグンは、生きて千人、死んでからも千人退治したという話である。
全体の記録時間数 7:52
物語の時間数 7:52
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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