吉屋チルーは売られに行く時に、「比謝橋(ひじゃばし)ぬ橋(はし)や 誰(た)が架(か)きてが
〔比謝橋の橋は 誰が架けてくれたのか〕情(なさき)無(ね)ん人(ひとぅ)ぬ 架(か)きてぃきてさ〔情無い人が 架けてあるよ〕。」と歌った。また尾類売りされに行った場所で、松ぼっくりがポンと落ちたらしい。「あきよ松(まち)かすや 枯木(かりき)なてぃ落(う)てぃ〔あわれ松ぼっくりは 枯木になって落ちる〕我(わ)にん枯木(かりき)なてぃ 花(はな)に行(い)ちゅさ〔私も枯木になって 花の島に行くのよ〕。」という話。そして、家に居る頃、まだ売られに行かない頃だったんでしょうね。牛盗人がね、そこは牛がいてね、牛盗人が入ったらしい。そしたら、この吉屋はとても名高い人だった。木の上に登って、牛盗人が入って来た時に、「風(かじ)んそよそよとぅ 波(なみ)んふりどぅりとぅ〔風もそよそよと 彼もふりふりと〕繋(ちな)じある牛(うし)ぬ 鳴(な)ちがやしが〔繋いである牛が 鳴いているよ〕。」と歌った。それでその牛は、モーと鳴いたので、そこの主は、「牛盗人が来ているようだ、どれ出てみよう。」といったので、牛盗人は逃げて行ったという話。
| レコード番号 | 47O373661 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C160 |
| 決定題名 | 吉屋チルー 牛どろぼう(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 吉屋チルー |
| 話者名 | 比嘉カマド |
| 話者名かな | ひがかまど |
| 生年月日 | 19120720 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村楚辺 |
| 記録日 | 19881215 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村楚辺T12A07 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 芝居で見た |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集11楚辺の民話 P272 |
| キーワード | 吉屋チルー,比謝橋ぬ橋,尾類売り,松ぼっくり,牛盗人 |
| 梗概(こうがい) | 吉屋チルーは売られに行く時に、「比謝橋(ひじゃばし)ぬ橋(はし)や 誰(た)が架(か)きてが 〔比謝橋の橋は 誰が架けてくれたのか〕情(なさき)無(ね)ん人(ひとぅ)ぬ 架(か)きてぃきてさ〔情無い人が 架けてあるよ〕。」と歌った。また尾類売りされに行った場所で、松ぼっくりがポンと落ちたらしい。「あきよ松(まち)かすや 枯木(かりき)なてぃ落(う)てぃ〔あわれ松ぼっくりは 枯木になって落ちる〕我(わ)にん枯木(かりき)なてぃ 花(はな)に行(い)ちゅさ〔私も枯木になって 花の島に行くのよ〕。」という話。そして、家に居る頃、まだ売られに行かない頃だったんでしょうね。牛盗人がね、そこは牛がいてね、牛盗人が入ったらしい。そしたら、この吉屋はとても名高い人だった。木の上に登って、牛盗人が入って来た時に、「風(かじ)んそよそよとぅ 波(なみ)んふりどぅりとぅ〔風もそよそよと 彼もふりふりと〕繋(ちな)じある牛(うし)ぬ 鳴(な)ちがやしが〔繋いである牛が 鳴いているよ〕。」と歌った。それでその牛は、モーと鳴いたので、そこの主は、「牛盗人が来ているようだ、どれ出てみよう。」といったので、牛盗人は逃げて行ったという話。 |
| 全体の記録時間数 | 2:01 |
| 物語の時間数 | 2:01 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |