昔、私達の島では四月の十五日、十六日は、アブシバレーと言うカミアシビそのような集まりがあって、いえば祭日のようなものか、ちょうど今のカーニバルのようなものだね。そこで、親はまた、モーイに着物は、古いクンジーはあるがね、これはもう色もさめているのにと、夏物の新しいクンジーを着けさせようとしていた。それで、親は新しいクンジーを作ろうと機にかけてあったが、まだまだ縫ってなかったので、着物にはしてなかった。母親は古いクンジーをこれまでは大丈夫だと、それを着せるつもりであったようだ。しかし、モーイは、私の物と名前はついているので、母親はまだ着物を縫ってないのに、その布を体に巻いた形でそれを着けた。それで、「えー、モーイ、そんなことをして、おいおい、モーイ、皆、あのように縫った着物を着けているのに、お前の親は着物は縫えないのか。」と皆に笑われた。「これは私の物と名前がついているのでね。私の親は今日に間に合わすつもりで準備してあるので、もう親に、『縫って縫って』とせかすことも出来ない。これはもう私の物と親がちゃんと決めているから、もうそのまま私は着けているよ。きょうの遊びのまにあわせは、それなりの見方して下さい。」と平気だった。
| レコード番号 | 47O373600 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C157 |
| 決定題名 | モーイ親方 かせかけ(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | モーイ親方 |
| 話者名 | 比嘉清次郎 |
| 話者名かな | ひがせいじろう |
| 生年月日 | 19100320 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村楚辺 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村楚辺T10A07 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集11楚辺の民話 P151 |
| キーワード | アブシバレー,親,モーイに着物,古いクンジー,夏物の新しいクンジー,布を体に巻いた形 |
| 梗概(こうがい) | 昔、私達の島では四月の十五日、十六日は、アブシバレーと言うカミアシビそのような集まりがあって、いえば祭日のようなものか、ちょうど今のカーニバルのようなものだね。そこで、親はまた、モーイに着物は、古いクンジーはあるがね、これはもう色もさめているのにと、夏物の新しいクンジーを着けさせようとしていた。それで、親は新しいクンジーを作ろうと機にかけてあったが、まだまだ縫ってなかったので、着物にはしてなかった。母親は古いクンジーをこれまでは大丈夫だと、それを着せるつもりであったようだ。しかし、モーイは、私の物と名前はついているので、母親はまだ着物を縫ってないのに、その布を体に巻いた形でそれを着けた。それで、「えー、モーイ、そんなことをして、おいおい、モーイ、皆、あのように縫った着物を着けているのに、お前の親は着物は縫えないのか。」と皆に笑われた。「これは私の物と名前がついているのでね。私の親は今日に間に合わすつもりで準備してあるので、もう親に、『縫って縫って』とせかすことも出来ない。これはもう私の物と親がちゃんと決めているから、もうそのまま私は着けているよ。きょうの遊びのまにあわせは、それなりの見方して下さい。」と平気だった。 |
| 全体の記録時間数 | 2:05 |
| 物語の時間数 | 2:05 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |