姥捨て山(共通語)

概要

昔は六十歳を越したならば、山に捨てに行きよったそうですよ。それでそのお婆さんを子供が山に捨て
ていったもんだから、お婆さんはまた子供に、「こんな山の奥に私捨てに来るから、これ一人で家に帰って行くのも、非常に困難で道迷うかもしれない。」と言うて、おんぶされてその木々に手を延ばして木の枝を折っておいておって、そしてとうとう山の絶頂に登って、その子供がお婆さんにお別れを告げて、そして自分はまた家に帰って来たそうですが、やっぱり自分が来た道は分からない。で、またお婆さんの所にこの子供は帰って来たそうです。だからその時には日が暮れてですね。自分一人また帰る事は出来なくて、その一晩もうお婆さんと一緒にそこで明かしたそうです。そこでその翌日、お婆さんは、「ぜひ行くならこうこうして私が木の枝は折ってあるから、これを頼りにして家帰りなさい。」と言うたもんだから無事に家着いたそうです。そこでその子供は考えたところ、「いつなってもお婆さんのような考えはなかった。お婆さんがこう言う事をやらなければ、私もお婆さんと一緒に山に捨てられておったんだから、これではいかない。お爺さん、お婆さんはいつまでも大事にしなければいかないんじゃないか。」と言って、早速お婆さんをまた山に連れ戻しに行って、家に帰って来てそれから六十歳越しても捨てには行かなかったという話です。

再生時間:2:46

民話詳細DATA

レコード番号 47O373588
CD番号 47O37C157
決定題名 姥捨て山(共通語)
話者がつけた題名 姥捨て山
話者名 松田平信
話者名かな まつだへいしん
生年月日 18931201
性別
出身地 沖縄県読谷村楚辺
記録日 19770220
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村楚辺T09B01
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集11楚辺の民話 P158
キーワード 六十歳,山に捨てに,お婆さん,子供,道迷う,木の枝
梗概(こうがい) 昔は六十歳を越したならば、山に捨てに行きよったそうですよ。それでそのお婆さんを子供が山に捨て ていったもんだから、お婆さんはまた子供に、「こんな山の奥に私捨てに来るから、これ一人で家に帰って行くのも、非常に困難で道迷うかもしれない。」と言うて、おんぶされてその木々に手を延ばして木の枝を折っておいておって、そしてとうとう山の絶頂に登って、その子供がお婆さんにお別れを告げて、そして自分はまた家に帰って来たそうですが、やっぱり自分が来た道は分からない。で、またお婆さんの所にこの子供は帰って来たそうです。だからその時には日が暮れてですね。自分一人また帰る事は出来なくて、その一晩もうお婆さんと一緒にそこで明かしたそうです。そこでその翌日、お婆さんは、「ぜひ行くならこうこうして私が木の枝は折ってあるから、これを頼りにして家帰りなさい。」と言うたもんだから無事に家着いたそうです。そこでその子供は考えたところ、「いつなってもお婆さんのような考えはなかった。お婆さんがこう言う事をやらなければ、私もお婆さんと一緒に山に捨てられておったんだから、これではいかない。お爺さん、お婆さんはいつまでも大事にしなければいかないんじゃないか。」と言って、早速お婆さんをまた山に連れ戻しに行って、家に帰って来てそれから六十歳越しても捨てには行かなかったという話です。
全体の記録時間数 2:46
物語の時間数 2:46
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP