名護の親方と具志頭親方は位は同じであった。私の考えでは名護の親方は教育家、具志頭親方は政治家。今の自分の考えだが、多分そうだったと思う。なぜかと言うと名護の親方は誉められるのもいや悪口をたたかれるのもいやで、世の中を難なくたやすく渡りたいと思っていた。また具志頭親方は、誉められて悪口を言われるのは世の中の手本、それを知らないで何の役に立つかと思っていた。だから、名護の親方は教育家、おとなしい教育家だったと思うわけさ。また具志頭親方は政治家だったと思うよ。また名護の親方は、少しは強い方だったようだね。それから具志頭親方は、才能のあるお方だったようだよ。そして昔の並松よ、県道沿いの並松は、名護の考えだったそうだよ。しかし並松を植える時に手際よく仕事をしたのは具志頭親方だった。具志頭親方の手柄になったという話。昔の年寄の話だよ。しかし、名護の親方は、豆腐は召しあがらなかったそうだ。どうしてかというと、名護の親方が言うには豆腐は欲が強いということだった。豆一升から豆腐も沢山できるし、おからも沢山でるから豆腐は欲が強いということで、豆腐は召し上がらなかった。また豚肉は、人間の聖人とおっしゃっていた。なぜかというと、豚肉を食べておとなしくならない人はいなかったって。ちょうど現在の試験などの時に、油豚を食べて試験は零点だったというのと同じだよ。人間は豚肉を食べると、自然におとなしくなるそうだよ。それだけしか覚えていないさー。
| レコード番号 | 47O373518 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C153 |
| 決定題名 | 名護親方と具志頭親方(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 名護親方と具志頭親方 |
| 話者名 | 照屋牛五郎 |
| 話者名かな | てるやうしごろう |
| 生年月日 | 18981204 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村楚辺 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村楚辺T06A03 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 祝いの座で親戚の老人から聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 名護の親方,具志頭親,教育家,政治家,誉められて悪口を言われる,才能,並松,豆腐,豚肉 |
| 梗概(こうがい) | 名護の親方と具志頭親方は位は同じであった。私の考えでは名護の親方は教育家、具志頭親方は政治家。今の自分の考えだが、多分そうだったと思う。なぜかと言うと名護の親方は誉められるのもいや悪口をたたかれるのもいやで、世の中を難なくたやすく渡りたいと思っていた。また具志頭親方は、誉められて悪口を言われるのは世の中の手本、それを知らないで何の役に立つかと思っていた。だから、名護の親方は教育家、おとなしい教育家だったと思うわけさ。また具志頭親方は政治家だったと思うよ。また名護の親方は、少しは強い方だったようだね。それから具志頭親方は、才能のあるお方だったようだよ。そして昔の並松よ、県道沿いの並松は、名護の考えだったそうだよ。しかし並松を植える時に手際よく仕事をしたのは具志頭親方だった。具志頭親方の手柄になったという話。昔の年寄の話だよ。しかし、名護の親方は、豆腐は召しあがらなかったそうだ。どうしてかというと、名護の親方が言うには豆腐は欲が強いということだった。豆一升から豆腐も沢山できるし、おからも沢山でるから豆腐は欲が強いということで、豆腐は召し上がらなかった。また豚肉は、人間の聖人とおっしゃっていた。なぜかというと、豚肉を食べておとなしくならない人はいなかったって。ちょうど現在の試験などの時に、油豚を食べて試験は零点だったというのと同じだよ。人間は豚肉を食べると、自然におとなしくなるそうだよ。それだけしか覚えていないさー。 |
| 全体の記録時間数 | 2:56 |
| 物語の時間数 | 2:56 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |