昔は、六十歳になると空き墓に連れて行って、食事は弁当を持っていってあげたそうだ。そこへ、村か
ら黒縄御用があったが、もう誰も分からなかったようだ。「これは親のところで聞いてこよう。」と習いに行ったそうだ。すると、「これ分からないのか。」と、「分かりません、貴方に習いに来ました。」と言うと、「藁を持って来なさい。」と言った。藁一束を綺麗にふいて、上等から持っていくと、「トタンを探して来なさい。」と言ったので、トタンを探して持って行った。そして、親が蛇のように縄を綯って、ガンシナのようにくるくる巻いてあった。それから、両端から火をつけた。火をつけると、ボーボー燃えないで、縄なのでゆっくりゆっくり燃えていった。燃え尽きたので親が、「さあ、これを番所に持って行きなさい。」と言った。持って行ったので、親は宝だねと、早速連れ戻したということである。
| レコード番号 | 47O373461 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C150 |
| 決定題名 | 親捨て山(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 親捨て山 |
| 話者名 | 池原カマ |
| 話者名かな | いけはらかま |
| 生年月日 | 19030710 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村楚辺 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村楚辺T04B12 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集11楚辺の民話 P159 |
| キーワード | 61歳,空き墓,食事は弁当,黒縄御用,親は宝 |
| 梗概(こうがい) | 昔は、六十歳になると空き墓に連れて行って、食事は弁当を持っていってあげたそうだ。そこへ、村か ら黒縄御用があったが、もう誰も分からなかったようだ。「これは親のところで聞いてこよう。」と習いに行ったそうだ。すると、「これ分からないのか。」と、「分かりません、貴方に習いに来ました。」と言うと、「藁を持って来なさい。」と言った。藁一束を綺麗にふいて、上等から持っていくと、「トタンを探して来なさい。」と言ったので、トタンを探して持って行った。そして、親が蛇のように縄を綯って、ガンシナのようにくるくる巻いてあった。それから、両端から火をつけた。火をつけると、ボーボー燃えないで、縄なのでゆっくりゆっくり燃えていった。燃え尽きたので親が、「さあ、これを番所に持って行きなさい。」と言った。持って行ったので、親は宝だねと、早速連れ戻したということである。 |
| 全体の記録時間数 | 1:38 |
| 物語の時間数 | 1:38 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |