昔は侍と百姓がいるでしょう。侍が百姓の家に行き、おし麦を食べさせたら、とてもお腹が空いている時だったのでとてもおいしかったそうだ。めれで、家に帰ってからも炊かせて食べようとしたが、満腹なので、何度炊き直しても、「これは(百姓の家で食べたようには)おいしくない。」と言った。後は炊事の人は、「もうこれは何とか考えないといけない。」と思った。そして侍の主人から、「炊けたか。炊けたら持ってきなさい。」と言われたが、「まだ炊けていません。まだですよ。」と。「まだか。」「まだまだですよ、まだ炊けていませんよ。」と言って差し上げなかった。そうして、もう大変お腹が空いたのを見計らって、「あっ、やっと炊けましたよ。」と差し上げると、「この味だ。とてもおいしかった。」と言ったそうだ。満腹している時はおいしくないけど、お腹が空いている時はどんな物でもおいしいということだよ。
| レコード番号 | 47O373401 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C148 |
| 決定題名 | 空き腹食いどき(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 空き腹食いどき |
| 話者名 | 松田ウシ |
| 話者名かな | まつだうし |
| 生年月日 | 19041015 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村喜名 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村楚辺T02B23 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 祖母から聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 侍と百姓,おし麦,空腹,おいしかった,満腹,炊事の人 |
| 梗概(こうがい) | 昔は侍と百姓がいるでしょう。侍が百姓の家に行き、おし麦を食べさせたら、とてもお腹が空いている時だったのでとてもおいしかったそうだ。めれで、家に帰ってからも炊かせて食べようとしたが、満腹なので、何度炊き直しても、「これは(百姓の家で食べたようには)おいしくない。」と言った。後は炊事の人は、「もうこれは何とか考えないといけない。」と思った。そして侍の主人から、「炊けたか。炊けたら持ってきなさい。」と言われたが、「まだ炊けていません。まだですよ。」と。「まだか。」「まだまだですよ、まだ炊けていませんよ。」と言って差し上げなかった。そうして、もう大変お腹が空いたのを見計らって、「あっ、やっと炊けましたよ。」と差し上げると、「この味だ。とてもおいしかった。」と言ったそうだ。満腹している時はおいしくないけど、お腹が空いている時はどんな物でもおいしいということだよ。 |
| 全体の記録時間数 | 0:55 |
| 物語の時間数 | 0:55 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |