あるところに一人子、男の子の一人子がいたようだね。そして、その家では鶏を飼っていた。その鶏は
雌鳥で、毎日のように卵を産んでいたそうだ。雌鳥が卵を産むと卵は全部一人息子に食べさせていた。その雌鳥も卵を産む時は、大変力を入れて産むのであった。そうだったよ。雌鳥は、「私がこれだけの卵を産んでも、全部その一人息子だけに食べさせて。」と思って、「もう私はこの子の命を取らないといけない。」と覚悟を決めて、鶏が、「くしゃみをしたら命を取られる。」とか言っていたようだが。すると、その夫婦は何か聞いていたんでしょうね。そうしたから、「あなたの子供の命を取るという話をしているから、子供がくしゃみをするのは、その愚物がさせることだよ。くしゃみをしたらクスケーと言いなさい。そうしたら、命を取ることが出来ないよ。」と、教える人がいたそうだ。そして、その一人息子がくしゃみをしたら、クスケーと言った。すると命を取ることができなかったそうだ。そういうクスケーという言葉を知らなければね、命を取られるはめになっていたよ。それで、昔の人は、くしゃみをしたら、クスケーと言いなさいとそういうふうに話をしていたよ。
| レコード番号 | 47O373370 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C146 |
| 決定題名 | クスクェー由来(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | クスクェー由来 |
| 話者名 | 伊波カマ |
| 話者名かな | いはかま |
| 生年月日 | 18930615 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村楚辺 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村楚辺T02A13 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 若い頃、帽子組をしながら村の老人から眠らないようにと話を聞かされた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 男の子の一人子,鶏, 雌鳥,卵,この子の命を取る,くしゃみ,愚物,クスケー |
| 梗概(こうがい) | あるところに一人子、男の子の一人子がいたようだね。そして、その家では鶏を飼っていた。その鶏は 雌鳥で、毎日のように卵を産んでいたそうだ。雌鳥が卵を産むと卵は全部一人息子に食べさせていた。その雌鳥も卵を産む時は、大変力を入れて産むのであった。そうだったよ。雌鳥は、「私がこれだけの卵を産んでも、全部その一人息子だけに食べさせて。」と思って、「もう私はこの子の命を取らないといけない。」と覚悟を決めて、鶏が、「くしゃみをしたら命を取られる。」とか言っていたようだが。すると、その夫婦は何か聞いていたんでしょうね。そうしたから、「あなたの子供の命を取るという話をしているから、子供がくしゃみをするのは、その愚物がさせることだよ。くしゃみをしたらクスケーと言いなさい。そうしたら、命を取ることが出来ないよ。」と、教える人がいたそうだ。そして、その一人息子がくしゃみをしたら、クスケーと言った。すると命を取ることができなかったそうだ。そういうクスケーという言葉を知らなければね、命を取られるはめになっていたよ。それで、昔の人は、くしゃみをしたら、クスケーと言いなさいとそういうふうに話をしていたよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:01 |
| 物語の時間数 | 2:01 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |