赤犬子の話(共通語)

概要

七御獄の中にイーガーがありその水を飲んでいたが、そこの道から三間下に後ぬ大屋があってそこにカマーという男がいた。その下に屋嘉のチルーは住んでいた。チルーは美人でカマーに惚れてイーガーに水汲みに通っていた。またチルーは金持ちのチル登殿内の男に惚れられていたので、その男がカマーを殺してしまう。カマーが死んでもチルーはイーガーに通っていた。するとカマーの家から生前かわいがっていた赤犬が出て来て、カマーの代わりに可愛がり育てた。日照りが続いてイーガーにも水がなくなると赤犬がクラガーから尾を濡らして来た。チルーはいつも赤犬と一緒でまた亭主を持たないのに子供を孕んだので、世間はチルーに「犬の子を妊娠している」と言われるようになり、住めなくなって津堅久高いに流れて行き子供を産む。その子は三線をクバで作り歌を歌って方々を旅して歩いた。赤犬子ウスメーは支那も往復していたらしいが、ニービラはこの人が伝えたらしい。そして山原に行ったりする途中、瀬良垣で疲れていると漁師が船を造っていたので「水を飲ませてくれ」と言うが断られたので、「水船」となづけたらその船は沈没した。前兼久に行き同じように言うと親切だったので「速船」と名づけて徳を与えた。それで谷茶の人は怒って殺してしまおうと楚辺まで追いかけて来て、追い詰められたのでデーク木を岩の上に立てて「これが生えれば私は人間ではない。それが枯れれば人間だ」と言っているうちに木は生えて急にいなくなった。

再生時間:8:11

民話詳細DATA

レコード番号 47O373331
CD番号 47O37C145
決定題名 赤犬子の話(共通語)
話者がつけた題名 赤犬子の話
話者名 比嘉清太郎
話者名かな ひがせいたろう
生年月日 19230305
性別
出身地 沖縄県読谷村楚辺
記録日 19770220
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村楚辺T01A04
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 七御獄,イーガー,水を飲んでいた,後ぬ大屋が,カマー,屋嘉のチルー,美人,カマーに惚れていた,水汲み,金持ち,チル登殿内の,カマーを殺した,赤犬,可愛がり育てた,日照り,クラガー,尾を濡らして来た,子供を孕んだ,犬の子を妊娠,津堅久高,三線,クバ,歌,旅,赤犬子ウスメー,支那,ニービラ,山原に,瀬良垣,漁師,水を飲ませてくれ,水船,沈没,前兼久,速船,楚辺,デーク木,岩の上
梗概(こうがい) 七御獄の中にイーガーがありその水を飲んでいたが、そこの道から三間下に後ぬ大屋があってそこにカマーという男がいた。その下に屋嘉のチルーは住んでいた。チルーは美人でカマーに惚れてイーガーに水汲みに通っていた。またチルーは金持ちのチル登殿内の男に惚れられていたので、その男がカマーを殺してしまう。カマーが死んでもチルーはイーガーに通っていた。するとカマーの家から生前かわいがっていた赤犬が出て来て、カマーの代わりに可愛がり育てた。日照りが続いてイーガーにも水がなくなると赤犬がクラガーから尾を濡らして来た。チルーはいつも赤犬と一緒でまた亭主を持たないのに子供を孕んだので、世間はチルーに「犬の子を妊娠している」と言われるようになり、住めなくなって津堅久高いに流れて行き子供を産む。その子は三線をクバで作り歌を歌って方々を旅して歩いた。赤犬子ウスメーは支那も往復していたらしいが、ニービラはこの人が伝えたらしい。そして山原に行ったりする途中、瀬良垣で疲れていると漁師が船を造っていたので「水を飲ませてくれ」と言うが断られたので、「水船」となづけたらその船は沈没した。前兼久に行き同じように言うと親切だったので「速船」と名づけて徳を与えた。それで谷茶の人は怒って殺してしまおうと楚辺まで追いかけて来て、追い詰められたのでデーク木を岩の上に立てて「これが生えれば私は人間ではない。それが枯れれば人間だ」と言っているうちに木は生えて急にいなくなった。
全体の記録時間数 8:11
物語の時間数 8:11
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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