あれはもう昔、内地の公事から、命令があったらしい。そして、そのモーイ親方の親が非常に悩んでいるのを見て、「どうしてそんなに悩んでいるのか。」と聞くと、「こんなこんなでもう、大変なことになっている。」と話したら、「こんなことぐらいで心配しないで下さい。」と言った。その日になったのでわざわざ親の代理で、モーイ親方が行ったらしい。そうしたらもう「どうして親は来ないで、お前が来たのか。」と聞かれると、モーイ親方は「急に産気づいて来れなかった。」と答えた。すると「男が産気づくことがあるか。」と言われたらね。「それでは雄鶏の卵とはどういうことか。」と尋ねると、相手は負けてしまった。そして、もう一つは灰縄、灰縄御用といったら、その縄を板にのせたまま焼いてしまった。そうすると、灰縄になっているでしょう。りっぱな灰縄ができた。それで相手は、とうとう全部負けてしまった。「もう、あなたは利口で私より上だから、あなたが欲しいものを褒美にあげよう。何がいいか。」と聞くと、「もう何も望みはない。ただ一時でいいから王様にして下さい。」とモーイ親方は答えた。そうしたら、もうあなたの言う通りにしてあげると言ったんだから、王様はおりてしまって、モーイ親方は王様になったらしいよ。そうしたら王様の仕事をやらなければいけない。そうすると、あの沖縄の悪い書類を全部焼かしてしまった。それからはもう、その書類を焼いていしまったので、もう王の位はこれだけでいいと思いおりてしまって、沖縄に帰ってまた褒められたということさ。
| レコード番号 | 47O373280 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C143 |
| 決定題名 | モーイ親方 難題(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | モーイ親方 |
| 話者名 | 比嘉利吉 |
| 話者名かな | ひがりきち |
| 生年月日 | 19081220 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村座喜味 |
| 記録日 | 19880409 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村座喜味T12A14 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集10座喜味の民話 P71 |
| キーワード | 内地の公事,命令,モーイ親方,親,親の代理,産気,雄鶏の卵,灰縄,縄を板にのせたまま焼いた,利口,褒美,王様,沖縄の悪い書類,全部焼いた |
| 梗概(こうがい) | あれはもう昔、内地の公事から、命令があったらしい。そして、そのモーイ親方の親が非常に悩んでいるのを見て、「どうしてそんなに悩んでいるのか。」と聞くと、「こんなこんなでもう、大変なことになっている。」と話したら、「こんなことぐらいで心配しないで下さい。」と言った。その日になったのでわざわざ親の代理で、モーイ親方が行ったらしい。そうしたらもう「どうして親は来ないで、お前が来たのか。」と聞かれると、モーイ親方は「急に産気づいて来れなかった。」と答えた。すると「男が産気づくことがあるか。」と言われたらね。「それでは雄鶏の卵とはどういうことか。」と尋ねると、相手は負けてしまった。そして、もう一つは灰縄、灰縄御用といったら、その縄を板にのせたまま焼いてしまった。そうすると、灰縄になっているでしょう。りっぱな灰縄ができた。それで相手は、とうとう全部負けてしまった。「もう、あなたは利口で私より上だから、あなたが欲しいものを褒美にあげよう。何がいいか。」と聞くと、「もう何も望みはない。ただ一時でいいから王様にして下さい。」とモーイ親方は答えた。そうしたら、もうあなたの言う通りにしてあげると言ったんだから、王様はおりてしまって、モーイ親方は王様になったらしいよ。そうしたら王様の仕事をやらなければいけない。そうすると、あの沖縄の悪い書類を全部焼かしてしまった。それからはもう、その書類を焼いていしまったので、もう王の位はこれだけでいいと思いおりてしまって、沖縄に帰ってまた褒められたということさ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:53 |
| 物語の時間数 | 2:53 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |