あのね、この沖縄に大変お餅の好きな親父がいたそうだ。この親父は頑固者で子や孫に、「私は亡くな
ってからは、餅は食べることはできない。供え物のおさがりは、あなた方が食べるんだからね。私が生きているうちに、私に餅をおなかいっぱい食べさせてくれないか。」と、この親父と子や孫たちと相談したようだ。そうしたら、子や孫達は、「そういうふうにしてもできますか。」と思っていたようだが。「あなた達は私を満足させてくれないか。私の言う通りではないか、私が亡くなってからあなた達が餅を供えても、私は食べることができないよ。」と。「じゃ本当にこれでよいですね。」と。「なぜ、そう思うんでしたらそうしましょう。」と(子供たちは)言った。するとこの親父は「あなた達が私が生きているあいだに、私に心おきなく餅をあげるんだったら、法事などというものはすべてやらなくていいよ。」と、こういうふうな約束をした。それで、子や孫たちは親父がそう言うんだから、その約束通りかわるがわる子や孫が通って、その親父に餅をあたえたそうだ。そして、そういうことを毎年毎年続けてやっているうちに、この親父はとうとうこの世を去ってしまった。もう三十三年忌も終わってしばらくしてから、この親父はあの世に行ったら自分の思うようにはできなかった。後生では、そこの人から重い罪をうけたそうだ。「お前は、どうしてそんなふうにしてもできるのか。スーコーなどというものは、是非人間がやるべきものであるのにそれでは通用しないよ。お前はそういうふうにしてはいけない。」と、毎日毎日もう怒られたそうだ。それでそのおじいさんは、これはどうしたらよいものかと大変心配した。そして幽霊に化けて、このことを子や孫に知らせて欲しいと、ある人に(頼まないといけないと考えた)。どうしたら子や孫にこのことを連絡して、法事もやってくれと頼むことができるかと考えて、幽霊になって現れた。そして、幽霊になって立つ場所も決めた。どこそこと決めて、そこに現れた。そしたら、この道を行くと幽霊がいるからと、その道はもう夜歩く人はいなかった。そしてあるジュリ呼ばーが、大変大きな義務、務めがあるにもかかわらず朝寝をしてしまった。それで近道から行こうとしたら、化け物がいるというけどどうしようか。また遠まわりしたら時間が遅れる。もうどうしたらよいかと、ジュリ呼ばーは(困ってしまった)。もう自分の義務を果すためにはどうなってもいいと、近道から行ったところ、化け物が現れたそうです。「お前は本当に化け物だな、私は今日は急いでいるんだが。」と、化け物に話したそうですよ。「お前は今日、私に見られているから、殺してやろう。」と、その化け物が(ジュリ呼ばーを)止めたそうだ。「まず待て!もうこのようにして物頼みをするつもりなんだが、私が現れるともうみんなすぐさま逃げて行き、頼もうと思っても頼むこともできない。お前は度胸もあるし、物頼みもできるから、どうか私の思いを聞いてくれ。」「ああ、私は化け物の頼みを聞くことはできない。」と、(化け物の)使いはできないと。それでもどうか頼まれてくれということで、仕方なくそのジュリ呼ばーは「じゃ、どういうことか。」と聞いたら、「実は私が生きているあいだは大変餅が好きで、子や孫との約束でこういうふうにしたんだが、後生に行ったら思うようにはできない。私は罪があたって、是非子や孫達に私がしたことは悪かったから、人並に法事もしてくれないか。」、というふうな頼みであった。そのジュリ呼ばーは「あっそうか。」と言って、この幽霊は自分はどこそこの字のどの屋号であると聞かせたそうだ。そしてそのジュリ呼ばーは、その家に行って「あなたたちの祖先には、そういうふうな人がいらっしゃたそうだね。大変餅が好きなおじいさんがいらっしゃったそうだね。」と話をしたら、そこには女中が朝起きしていたそうだ。その女中は「きちがいがきているよ、朝(あさ)っぱらからきちがいがきているよ。」ともう手をたたいて、こんな(変な)きちがいもいるんだね、こんな(変な)話をするきちがいもいるんだねと、もう手をたたいて笑って、早く行きなさい、早く行きなさいと(そのジュリ呼ばーに)言ったそうだ。そのジュリ呼ばーは、「あなた達の家庭のために、私はあなた達の祖先の人に頼まれてきたんだが、バカな扱いをするのか!もういいよ。」と言うと、ひき返してしまった。そしたらそこに一番若い奥さんがでてきて「あの人は何と言っていたか。」と、女中に聞いたわけだ。すると(女中は)「あの人はここの祖先に餅の好きな人がいたというような話をしていたよ。」と言ったからね。(奥さんは)「これは何か深い意味があるよ。ああ、これは何か意味があるから(その人を)呼び返してきなさい。」と言いつけた。そうしてその女中は、「ああ私が悪かった。(家まで)来てください。」と、「ああ、そうか。」と。それでまたその奥さんに「あなた達の祖先の人が、後生極楽を通ることもできずに、今は幽霊になって大変心配していらっしゃる。それで私は(この人に頼まれて)もう断っても断っても断ることができずに、あなた達の祖先の人の願いをもってきたんだが、そのようにしてバカな扱いをされては合点がいかない。あなたは(その話を)聞きますか。」「ああ、これはもうあなたが言うのは、少しは私達の家庭にあてはまっているから聞かせてくれ。」と。そういうふうなことになったので、そのムッチージョーグーの理由を全部話した。「あなた達は、そういうことだったらしいですね。」と言ったら、「そうだった。それは親父との約束で、そういうふうにしたよ。」と。「そうであるんだったらあなた達は、是非そのことは初七日から始まって残りの三十三年忌までちゃんと終らないと、あなた達の祖先は極楽を通ることができない。罪があたっていらっしゃるから、それはもうそういうふうにしてくださいよ。」と言った。「あーこれはもうやるべきことですからそうするよ。」と言ったそうだ。(お互いに合点したので)それなら、あなた達の祖先の人の話にね。何か一つ証拠がないとその人達も合点しなさいということでね。これだけは覚えておきなさいよということであった。それは(そのムッチージョーグーがは)庭のどこどこにお金を埋めてあるから、そこの家の使用人に掘らして、私がいるうちに埋めているからね。ほんとうにあるかどうかということを証明するために、まず掘らしてみてくれと言った。するとこの庭のクルチの下に、お金があったそうだ。そして初まりの法事から終りの法事をするまでのお金が埋められていたそうだ。そういうことでこの焼香というものは、昔の例からしても是非やらなければいけないということらしい。
| レコード番号 | 47O373183 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C137 |
| 決定題名 | 後生貧乏 ムッチージョーグ(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | 後生貧乏 ムッチージョーグ |
| 話者名 | 当山満栄 |
| 話者名かな | とうやままんえい |
| 生年月日 | 19030117 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村座喜味 |
| 記録日 | 19770816 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村座喜味T07A08 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 首里のおじいさんから聞いた。 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集10座喜味の民話 P202 |
| キーワード | 沖縄,餅の好きな親父,頑固者,子や孫,供え物,当にこれでよいですね。」と。「なぜ、そう思うんでしたらそうしましょう。」と(子供たちは)言った。するとこの親父は「あなた達が私が生きているあいだに、私に心おきなく餅をあげるんだったら、法事などというものはすべてやらなくていいよ。」と、こういうふうな約束をした。それで、子や孫たちは親父がそう言うんだから、その約束通りかわるがわる子や孫が通って、その親父に餅をあたえたそうだ。そして、そういうことを毎年毎年続けてやっているうちに、この親父はとうとうこの世を去ってしまった。もう三十三年忌も終わってしばらくしてから、この親父はあの世に行ったら自分の思うようにはできなかった。後生では、そこの人から重い罪をうけたそうだ。「お前は、どうしてそんなふうにしてもできるのか。スーコーなどというものは、是非人間がやるべきものであるのにそれでは通用しないよ。お前はそういうふうにしてはいけない。」と、毎日毎日もう怒られたそうだ。それでそのおじいさんは、これはどうしたらよいものかと大変心配した。そして幽霊に化けて、このことを子や孫に知らせて欲しいと、ある人に(頼まないといけないと考えた)。どうしたら子や孫にこのことを連絡して、法事もやってくれと頼むことができるかと考えて、幽霊になって現れた。そして、幽霊になって立つ場所も決めた。どこそこと決めて、そこに現れた。そしたら、この道を行くと幽霊がいるからと、その道はもう夜歩く人はいなかった。そしてあるジュリ呼ばーが、大変大きな義務、務めがあるにもかかわらず朝寝をしてしまった。それで近道から行こうとしたら、化け物がいるというけどどうしようか。また遠まわりしたら時間が遅れる。もうどうしたらよいかと、ジュリ呼ばーは(困ってしまった)。もう自分の義務を果すためにはどうなってもいいと、近道から行ったところ、化け物が現れたそうです。「お前は本当に化け物だな、私は今日は急いでいるんだが。」と、化け物に話したそうですよ。「お前は今日、私に見られているから、殺してやろう。」と、その化け物が(ジュリ呼ばーを)止めたそうだ。「まず待て!もうこのようにして物頼みをするつもりなんだが、私が現れるともうみんなすぐさま逃げて行き、頼もうと思っても頼むこともできない。お前は度胸もあるし、物頼みもできるから、どうか私の思いを聞いてくれ。」「ああ、私は化け物の頼みを聞くことはできない。」と、(化け物の)使いはできないと。それでもどうか頼まれてくれということで、仕方なくそのジュリ呼ばーは「じゃ、どういうことか。」と聞いたら、「実は私が生きているあいだは大変餅が好きで、子や孫との約束でこういうふうにしたんだが、後生に行ったら思うようにはできない。私は罪があたって、是非子や孫達に私がしたことは悪かったから、人並に法事もしてくれないか。」、というふうな頼みであった。そのジュリ呼ばーは「あっそうか。」と言って、この幽霊は自分はどこそこの字のどの屋号であると聞かせたそうだ。そしてそのジュリ呼ばーは、その家に行って「あなたたちの祖先には、そういうふうな人がいらっしゃたそうだね。大変餅が好きなおじいさんがいらっしゃったそうだね。」と話をしたら、そこには女中が朝起きしていたそうだ。その女中は「きちがいがきているよ、朝(あさ)っぱらからきちがいがきているよ。」ともう手をたたいて、こんな(変な)きちがいもいるんだね、こんな(変な)話をするきちがいもいるんだねと、もう手をたたいて笑って、早く行きなさい、早く行きなさいと(そのジュリ呼ばーに)言ったそうだ。そのジュリ呼ばーは、「あなた達の家庭のために、私はあなた達の祖先の人に頼まれてきたんだが、バカな扱いをするのか!もういいよ。」と言うと、ひき返してしまった。そしたらそこに一番若い奥さんがでてきて「あの人は何と言っていたか。」と、女中に聞いたわけだ。すると(女中は)「あの人はここの祖先に餅の好きな人がいたというような話をしていたよ。」と言ったからね。(奥さんは)「これは何か深い意味があるよ。ああ、これは何か意味があるから(その人を)呼び返してきなさい。」と言いつけた。そうしてその女中は、「ああ私が悪かった。(家まで)来てください。」と、「ああ、そうか。」と。それでまたその奥さんに「あなた達の祖先の人が、後生極楽を通ることもできずに、今は幽霊になって大変心配していらっしゃる。それで私は(この人に頼まれて)もう断っても断っても断ることができずに、あなた達の祖先の人の願いをもってきたんだが、そのようにしてバカな扱いをされては合点がいかない。あなたは(その話を)聞きますか。」「ああ、これはもうあなたが言うのは、少しは私達の家庭にあてはまっているから聞かせてくれ。」と。そういうふうなことになったので、そのムッチージョーグーの理由を全部話した。「あなた達は、そういうことだったらしいですね。」と言ったら、「そうだった。それは親父との約束で、そういうふうにしたよ。」と。「そうであるんだったらあなた達は、是非そのことは初七日から始まって残りの三十三年忌までちゃんと終らないと、あなた達の祖先は極楽を通ることができない。罪があたっていらっしゃるから、それはもうそういうふうにしてくださいよ。」と言った。「あーこれはもうやるべきことですからそうするよ。」と言ったそうだ。(お互いに合点したので)それなら、あなた達の祖先の人の話にね。何か一つ証拠がないとその人達も合点しなさいということでね。これだけは覚えておきなさいよということであった。それは(そのムッチージョーグーがは)庭のどこどこにお金を埋めてあるから、そこの家の使用人に掘らして、私がいるうちに埋めているからね。ほんとうにあるかどうかということを証明するために、まず掘らしてみてくれと言った。するとこの庭のクルチの下に、お金があったそうだ。そして初まりの法事から終りの法事をするまでのお金が埋められていたそうだ。そういうことでこの焼香というものは、昔の例からしても是非やらなければいけないということらしい。 |
| 梗概(こうがい) | あのね、この沖縄に大変お餅の好きな親父がいたそうだ。この親父は頑固者で子や孫に、「私は亡くな ってからは、餅は食べることはできない。供え物のおさがりは、あなた方が食べるんだからね。私が生きているうちに、私に餅をおなかいっぱい食べさせてくれないか。」と、この親父と子や孫たちと相談したようだ。そうしたら、子や孫達は、「そういうふうにしてもできますか。」と思っていたようだが。「あなた達は私を満足させてくれないか。私の言う通りではないか、私が亡くなってからあなた達が餅を供えても、私は食べることができないよ。」と。「じゃ本当にこれでよいですね。」と。「なぜ、そう思うんでしたらそうしましょう。」と(子供たちは)言った。するとこの親父は「あなた達が私が生きているあいだに、私に心おきなく餅をあげるんだったら、法事などというものはすべてやらなくていいよ。」と、こういうふうな約束をした。それで、子や孫たちは親父がそう言うんだから、その約束通りかわるがわる子や孫が通って、その親父に餅をあたえたそうだ。そして、そういうことを毎年毎年続けてやっているうちに、この親父はとうとうこの世を去ってしまった。もう三十三年忌も終わってしばらくしてから、この親父はあの世に行ったら自分の思うようにはできなかった。後生では、そこの人から重い罪をうけたそうだ。「お前は、どうしてそんなふうにしてもできるのか。スーコーなどというものは、是非人間がやるべきものであるのにそれでは通用しないよ。お前はそういうふうにしてはいけない。」と、毎日毎日もう怒られたそうだ。それでそのおじいさんは、これはどうしたらよいものかと大変心配した。そして幽霊に化けて、このことを子や孫に知らせて欲しいと、ある人に(頼まないといけないと考えた)。どうしたら子や孫にこのことを連絡して、法事もやってくれと頼むことができるかと考えて、幽霊になって現れた。そして、幽霊になって立つ場所も決めた。どこそこと決めて、そこに現れた。そしたら、この道を行くと幽霊がいるからと、その道はもう夜歩く人はいなかった。そしてあるジュリ呼ばーが、大変大きな義務、務めがあるにもかかわらず朝寝をしてしまった。それで近道から行こうとしたら、化け物がいるというけどどうしようか。また遠まわりしたら時間が遅れる。もうどうしたらよいかと、ジュリ呼ばーは(困ってしまった)。もう自分の義務を果すためにはどうなってもいいと、近道から行ったところ、化け物が現れたそうです。「お前は本当に化け物だな、私は今日は急いでいるんだが。」と、化け物に話したそうですよ。「お前は今日、私に見られているから、殺してやろう。」と、その化け物が(ジュリ呼ばーを)止めたそうだ。「まず待て!もうこのようにして物頼みをするつもりなんだが、私が現れるともうみんなすぐさま逃げて行き、頼もうと思っても頼むこともできない。お前は度胸もあるし、物頼みもできるから、どうか私の思いを聞いてくれ。」「ああ、私は化け物の頼みを聞くことはできない。」と、(化け物の)使いはできないと。それでもどうか頼まれてくれということで、仕方なくそのジュリ呼ばーは「じゃ、どういうことか。」と聞いたら、「実は私が生きているあいだは大変餅が好きで、子や孫との約束でこういうふうにしたんだが、後生に行ったら思うようにはできない。私は罪があたって、是非子や孫達に私がしたことは悪かったから、人並に法事もしてくれないか。」、というふうな頼みであった。そのジュリ呼ばーは「あっそうか。」と言って、この幽霊は自分はどこそこの字のどの屋号であると聞かせたそうだ。そしてそのジュリ呼ばーは、その家に行って「あなたたちの祖先には、そういうふうな人がいらっしゃたそうだね。大変餅が好きなおじいさんがいらっしゃったそうだね。」と話をしたら、そこには女中が朝起きしていたそうだ。その女中は「きちがいがきているよ、朝(あさ)っぱらからきちがいがきているよ。」ともう手をたたいて、こんな(変な)きちがいもいるんだね、こんな(変な)話をするきちがいもいるんだねと、もう手をたたいて笑って、早く行きなさい、早く行きなさいと(そのジュリ呼ばーに)言ったそうだ。そのジュリ呼ばーは、「あなた達の家庭のために、私はあなた達の祖先の人に頼まれてきたんだが、バカな扱いをするのか!もういいよ。」と言うと、ひき返してしまった。そしたらそこに一番若い奥さんがでてきて「あの人は何と言っていたか。」と、女中に聞いたわけだ。すると(女中は)「あの人はここの祖先に餅の好きな人がいたというような話をしていたよ。」と言ったからね。(奥さんは)「これは何か深い意味があるよ。ああ、これは何か意味があるから(その人を)呼び返してきなさい。」と言いつけた。そうしてその女中は、「ああ私が悪かった。(家まで)来てください。」と、「ああ、そうか。」と。それでまたその奥さんに「あなた達の祖先の人が、後生極楽を通ることもできずに、今は幽霊になって大変心配していらっしゃる。それで私は(この人に頼まれて)もう断っても断っても断ることができずに、あなた達の祖先の人の願いをもってきたんだが、そのようにしてバカな扱いをされては合点がいかない。あなたは(その話を)聞きますか。」「ああ、これはもうあなたが言うのは、少しは私達の家庭にあてはまっているから聞かせてくれ。」と。そういうふうなことになったので、そのムッチージョーグーの理由を全部話した。「あなた達は、そういうことだったらしいですね。」と言ったら、「そうだった。それは親父との約束で、そういうふうにしたよ。」と。「そうであるんだったらあなた達は、是非そのことは初七日から始まって残りの三十三年忌までちゃんと終らないと、あなた達の祖先は極楽を通ることができない。罪があたっていらっしゃるから、それはもうそういうふうにしてくださいよ。」と言った。「あーこれはもうやるべきことですからそうするよ。」と言ったそうだ。(お互いに合点したので)それなら、あなた達の祖先の人の話にね。何か一つ証拠がないとその人達も合点しなさいということでね。これだけは覚えておきなさいよということであった。それは(そのムッチージョーグーがは)庭のどこどこにお金を埋めてあるから、そこの家の使用人に掘らして、私がいるうちに埋めているからね。ほんとうにあるかどうかということを証明するために、まず掘らしてみてくれと言った。するとこの庭のクルチの下に、お金があったそうだ。そして初まりの法事から終りの法事をするまでのお金が埋められていたそうだ。そういうことでこの焼香というものは、昔の例からしても是非やらなければいけないということらしい。 |
| 全体の記録時間数 | 10:26 |
| 物語の時間数 | 10:26 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |