墓の始まりはどういうふうであったかということですがね。もう人が亡くなると、崖ぷちに落とすか、
崖下に落とすかして、山底に捨てていたようである。もう親孝行者が、こうしてはいけないと。この崖下や岩下に捨てると、鳥や犬猫、鼠などいろいろな(動物が)来て、(死体に)食い下がるのを見たからね。あーこれは自分の親が亡くなると、こういうふうにしてはいけないと、常平生から思っていたようだね。そうして、この親孝行者の親が四、五年たってから、亡くなられた。もう以前から私の親が亡くなると、洞穴を捜して、そこに邪魔にならないように葬ろうと思っていた。そして親が亡くなるとそのように葬った。その洞穴というのは近くにあるんではなくて、山奥のずっと遠くにあるんだからね。そして家から遠くまで担いで運んでいた。今でも昔の墓は、ずっと遠くにあるんだが、その関係で遠くにあるようだ。そういうふうにして文化が発展して、もうしだいしだいに墓もりっぱになってきているようですが、これは世が変わり、家の側にも墓もつくるようになった。これは一つは衛生上の問題で、昔は火葬ではなかったのが今は火葬になり、衛生もよくなったので家の側にも墓を造るようになった。私はそういうふうにして、昔の墓の始まりを聞いています。
| レコード番号 | 47O373180 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C137 |
| 決定題名 | 墓の始まり(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 墓の始まり |
| 話者名 | 又吉矢之助 |
| 話者名かな | またよしやのすけ |
| 生年月日 | 19080620 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村座喜味 |
| 記録日 | 19770816 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村座喜味T07A06 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集10座喜味の民話 P257 |
| キーワード | 墓の始まり,崖ぷち,親孝行者 |
| 梗概(こうがい) | 墓の始まりはどういうふうであったかということですがね。もう人が亡くなると、崖ぷちに落とすか、 崖下に落とすかして、山底に捨てていたようである。もう親孝行者が、こうしてはいけないと。この崖下や岩下に捨てると、鳥や犬猫、鼠などいろいろな(動物が)来て、(死体に)食い下がるのを見たからね。あーこれは自分の親が亡くなると、こういうふうにしてはいけないと、常平生から思っていたようだね。そうして、この親孝行者の親が四、五年たってから、亡くなられた。もう以前から私の親が亡くなると、洞穴を捜して、そこに邪魔にならないように葬ろうと思っていた。そして親が亡くなるとそのように葬った。その洞穴というのは近くにあるんではなくて、山奥のずっと遠くにあるんだからね。そして家から遠くまで担いで運んでいた。今でも昔の墓は、ずっと遠くにあるんだが、その関係で遠くにあるようだ。そういうふうにして文化が発展して、もうしだいしだいに墓もりっぱになってきているようですが、これは世が変わり、家の側にも墓もつくるようになった。これは一つは衛生上の問題で、昔は火葬ではなかったのが今は火葬になり、衛生もよくなったので家の側にも墓を造るようになった。私はそういうふうにして、昔の墓の始まりを聞いています。 |
| 全体の記録時間数 | 2:41 |
| 物語の時間数 | 2:40 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |