継子の井戸掘り(シマグチ)

概要

女の、継母が自分の子供と継子とは差別して継子を苦しめるために井戸を掘らしたようだ。継子は自分は殺されるかもしれないと感じていた。確かに何か落として殺すつもりだと分かっていた。でも親孝行者であるから反抗することはできなかった。そしてその子は井戸を掘ってね。「もう掘り終りましたよ、お母さん。」と言ったらかね。その継母は思った通り大きな石を落としたようだ。しかしその継子はそのつもりで心がまえはしていたので、横穴に入って助かって出てきた。母親は「簡単には死なないな。」と思っていた。そしてまた「今日は田んぼを耕して来い。」と言って、弁当に毒を入れて持たした。しかしこれも親孝行であったために助かったそうだ。弁当を開いてみて、「母さんは今日はこんなにおいしい物をつくってあるね。」と(継子は思っていた)パット烏が来て、その弁当を食べたようだ。そしてそこでパタパタして死んでしまった。その子もまた弁当を食べたんだがね。田んぼによく生えているカミムシル(注)というのがあるんだが、それは毒返しであるということを誰かに教わっていたんでしょうね。「烏が死んだというのは合点がいかない。私も食べてみよう。」と、食べて、自分も変だったので、すぐにカミムシルをちぎって食べた。そしたらそれが毒返しとなり、助かったそうだ。この話もこれだけだよ。

再生時間:1:38

民話詳細DATA

レコード番号 47O373081
CD番号 47O37C133
決定題名 継子の井戸掘り(シマグチ)
話者がつけた題名 継子話
話者名 照屋寛良
話者名かな てるやかんりょう
生年月日 19080510
性別
出身地 沖縄県読谷村座喜味
記録日 19770227
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村座喜味T04B06
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 夕食後に祖父から聞いた。
文字化資料 読谷村民話資料集10座喜味の民話 P158
キーワード 継母,自分の子供,継子,差別,井戸,大きな石,横穴,弁当に毒,烏,カミムシル
梗概(こうがい) 女の、継母が自分の子供と継子とは差別して継子を苦しめるために井戸を掘らしたようだ。継子は自分は殺されるかもしれないと感じていた。確かに何か落として殺すつもりだと分かっていた。でも親孝行者であるから反抗することはできなかった。そしてその子は井戸を掘ってね。「もう掘り終りましたよ、お母さん。」と言ったらかね。その継母は思った通り大きな石を落としたようだ。しかしその継子はそのつもりで心がまえはしていたので、横穴に入って助かって出てきた。母親は「簡単には死なないな。」と思っていた。そしてまた「今日は田んぼを耕して来い。」と言って、弁当に毒を入れて持たした。しかしこれも親孝行であったために助かったそうだ。弁当を開いてみて、「母さんは今日はこんなにおいしい物をつくってあるね。」と(継子は思っていた)パット烏が来て、その弁当を食べたようだ。そしてそこでパタパタして死んでしまった。その子もまた弁当を食べたんだがね。田んぼによく生えているカミムシル(注)というのがあるんだが、それは毒返しであるということを誰かに教わっていたんでしょうね。「烏が死んだというのは合点がいかない。私も食べてみよう。」と、食べて、自分も変だったので、すぐにカミムシルをちぎって食べた。そしたらそれが毒返しとなり、助かったそうだ。この話もこれだけだよ。
全体の記録時間数 1:38
物語の時間数 1:38
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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