娘が布を織りながら、ある時間になると盛んに居眠りをしていたそうだ。布を織りながらね。それで親が、「どうしてお前はこの時間になると、そのように居眠りするのか。」と聞くと、「その時間になると美男子がやって来て、私は眠くなって布を織ることが出来ない。」と言ったので、その母親は心配した。そして時間になってその男が現われて、その男が寝ている時だったんでしょうね。お婆さんは芭蕉を紡ぎながら男の頭に、芭蕉の先に針を通して頭に刺したようだね。そうすると、それは山の中に入って行ったそうだ。その女の人が男だと思って、アカマターの頭に針を刺しておいて、その芭蕉を辿って行ってみると、岩の下で別のアカマターに対して、「私は人間に種を落として来た。」と言った。するとその別のアカマターが「人間はお前より物知りだよ。三月三日(注)になって浜下りをすれば、向こうで潮水を浴びればすぐに堕りてしまう。お前より利巧なんだよ。」と言っていた。そのお婆さんがそれを聞いて、三月三日になったので、その娘を連れて行って海で浴びると、アカマターの子を産んだそうだ。三月三日の話というのはそれだけ聞いた。
| レコード番号 | 47O372993 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C129 |
| 決定題名 | アカマタ婿入り(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | アカマタ婿入り |
| 話者名 | 照屋カマド |
| 話者名かな | てるやかまど |
| 生年月日 | 18980710 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村座喜味 |
| 記録日 | 19770227 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村座喜味T02B03 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 娘,布織り,居眠り,美男子,母親,お婆さん,芭蕉,男の頭,芭蕉の先に針,頭に刺した,山の中,アカマター,岩の下,人間に種を落とした,物知り,三月三日,浜下り,潮水,堕りる,アカマターの子 |
| 梗概(こうがい) | 娘が布を織りながら、ある時間になると盛んに居眠りをしていたそうだ。布を織りながらね。それで親が、「どうしてお前はこの時間になると、そのように居眠りするのか。」と聞くと、「その時間になると美男子がやって来て、私は眠くなって布を織ることが出来ない。」と言ったので、その母親は心配した。そして時間になってその男が現われて、その男が寝ている時だったんでしょうね。お婆さんは芭蕉を紡ぎながら男の頭に、芭蕉の先に針を通して頭に刺したようだね。そうすると、それは山の中に入って行ったそうだ。その女の人が男だと思って、アカマターの頭に針を刺しておいて、その芭蕉を辿って行ってみると、岩の下で別のアカマターに対して、「私は人間に種を落として来た。」と言った。するとその別のアカマターが「人間はお前より物知りだよ。三月三日(注)になって浜下りをすれば、向こうで潮水を浴びればすぐに堕りてしまう。お前より利巧なんだよ。」と言っていた。そのお婆さんがそれを聞いて、三月三日になったので、その娘を連れて行って海で浴びると、アカマターの子を産んだそうだ。三月三日の話というのはそれだけ聞いた。 |
| 全体の記録時間数 | 2:20 |
| 物語の時間数 | 2:20 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |