キジムナーと友達になったので、毎日海へ出かけて行くようになった。おじいさんが言うには(キジムナーは)「タコは取らないでくれよ、私はタコが一番恐いからね。」と言っていたようだ。それで(このおじいさんはキジムナーが言ったことを)心掛けていたようだ。それから昼は山へ行き、夜になると海へ出かけていた。山で木を切り倒して、この木は二人で担いで家に持って行こうね、ということだった。今日こそはたたき殺してやろうと考えていた。キジムナーの友人は斧を持って、木を切る役目であり、キジムナーは後の方で木を押える役目であったようだ。そういうふうにして、こいつは今日こそ許してはならないと考えていたからね。斧を力強く振り下ろして(的をわざと)外すようにして、キジムナーのところへ斧をやったので「ああ、お前はやがて私を切りつけるところだったよ。」と言ったから、「(的)を外してしまったんだよ。」と言った。「ゆっくり気をつけてするんだよ、斧はしっかりつかまえなさいよ。」と言ったので、「そうしよう。」と言った。そして切り倒した木は家に担いで来た。
また夜になると、おじいさんが言った通りに海に行ったからね。これではもう殺せないと。これはタコを取って、くっつけないといけないと考えた。それからタコを取って、キジムナーに見つからないうちにタコを取って、キジムナーに向かって「ほら!。」と見せてくっつけようとしたら、(このおじいさんがタコを)くっつけないうちに、足をつかまえられて裂かれてしまった。それからキジムナーと友達であった人は死んでしまったということで、このようにして二人の仲は切れたという話。
| レコード番号 | 47O372980 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C129 |
| 決定題名 | キジムナー(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | キジムナー |
| 話者名 | 上地弘治 |
| 話者名かな | うえちこうじ |
| 生年月日 | 18961015 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村座喜味 |
| 記録日 | 19770227 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村座喜味T02A10 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集10座喜味の民話 P41 |
| キーワード | キジムナー,友達,毎日海に,タコが一番恐い,山,木,斧,足を裂かれた |
| 梗概(こうがい) | キジムナーと友達になったので、毎日海へ出かけて行くようになった。おじいさんが言うには(キジムナーは)「タコは取らないでくれよ、私はタコが一番恐いからね。」と言っていたようだ。それで(このおじいさんはキジムナーが言ったことを)心掛けていたようだ。それから昼は山へ行き、夜になると海へ出かけていた。山で木を切り倒して、この木は二人で担いで家に持って行こうね、ということだった。今日こそはたたき殺してやろうと考えていた。キジムナーの友人は斧を持って、木を切る役目であり、キジムナーは後の方で木を押える役目であったようだ。そういうふうにして、こいつは今日こそ許してはならないと考えていたからね。斧を力強く振り下ろして(的をわざと)外すようにして、キジムナーのところへ斧をやったので「ああ、お前はやがて私を切りつけるところだったよ。」と言ったから、「(的)を外してしまったんだよ。」と言った。「ゆっくり気をつけてするんだよ、斧はしっかりつかまえなさいよ。」と言ったので、「そうしよう。」と言った。そして切り倒した木は家に担いで来た。 また夜になると、おじいさんが言った通りに海に行ったからね。これではもう殺せないと。これはタコを取って、くっつけないといけないと考えた。それからタコを取って、キジムナーに見つからないうちにタコを取って、キジムナーに向かって「ほら!。」と見せてくっつけようとしたら、(このおじいさんがタコを)くっつけないうちに、足をつかまえられて裂かれてしまった。それからキジムナーと友達であった人は死んでしまったということで、このようにして二人の仲は切れたという話。 |
| 全体の記録時間数 | 2:28 |
| 物語の時間数 | 2:28 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |