ある仲、この話は、城間仲の話。そこに使われている下男頭といって、城間仲では下男をたくさん使っていて、その下男の一番、選ばれてその人がみんなに仕事を言いつけたりする下男頭がいた。「もう毎夜、畑から芋が掘られているが、どこの盗人がやったんだろう。」と、畑の見張り番として、下男を行かせた。そこの下男頭が(畑に)行き芋を掘ろうとすると、盗人の見張り番がやって来たので棒、もっこをその場においてにげたそうだ。すると、その棒、もっこを見ると下男頭のものであったので、盗人は下男頭だと分かった。それでその下男頭は城間仲の主人に詫びた。「おまえが芋を掘っていたのか。」と言ったら、親子、子供達二人とかいっていたが、「子供達に食べさせるのがないので、私がやりました。」と主人に言った。すると主人は「それほど困っていたのなら、理由を話せば、私が食べさせてあげるのに、そうは言わずにおまえはそのようなことをするのか。」と。(下男は)「私は、芋を掘って盗んだ以上に、できるだけ働きます。私は、芋を作る以上に働きます。私が掘りました。」と言ったからね。「そうであれば妻子全員をここへ連れて来なさい。ここで働いて生活しなさい。」と、そして、下男であるが、妻、子どもたちまで連れて来て、城間仲で育ったそうだ。そこで、城間仲といって今でも大金持ちであるそうだよ。人助けをしてそこで食べさせたりお金もあげたりして育てたそうだよ。だから城間仲のお金は減ってはいかないと言われているよ。人助けをしたからね。
| レコード番号 | 47O372784 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C121 |
| 決定題名 | 城間仲(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 城間仲 |
| 話者名 | 知花カナ |
| 話者名かな | ちばなかな |
| 生年月日 | 19021208 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村波平 |
| 記録日 | 19860108 |
| 記録者の所属組織 | ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村波平T07A20 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 城間仲,下男頭,畑から芋,盗人,城間仲のお金は減らない |
| 梗概(こうがい) | ある仲、この話は、城間仲の話。そこに使われている下男頭といって、城間仲では下男をたくさん使っていて、その下男の一番、選ばれてその人がみんなに仕事を言いつけたりする下男頭がいた。「もう毎夜、畑から芋が掘られているが、どこの盗人がやったんだろう。」と、畑の見張り番として、下男を行かせた。そこの下男頭が(畑に)行き芋を掘ろうとすると、盗人の見張り番がやって来たので棒、もっこをその場においてにげたそうだ。すると、その棒、もっこを見ると下男頭のものであったので、盗人は下男頭だと分かった。それでその下男頭は城間仲の主人に詫びた。「おまえが芋を掘っていたのか。」と言ったら、親子、子供達二人とかいっていたが、「子供達に食べさせるのがないので、私がやりました。」と主人に言った。すると主人は「それほど困っていたのなら、理由を話せば、私が食べさせてあげるのに、そうは言わずにおまえはそのようなことをするのか。」と。(下男は)「私は、芋を掘って盗んだ以上に、できるだけ働きます。私は、芋を作る以上に働きます。私が掘りました。」と言ったからね。「そうであれば妻子全員をここへ連れて来なさい。ここで働いて生活しなさい。」と、そして、下男であるが、妻、子どもたちまで連れて来て、城間仲で育ったそうだ。そこで、城間仲といって今でも大金持ちであるそうだよ。人助けをしてそこで食べさせたりお金もあげたりして育てたそうだよ。だから城間仲のお金は減ってはいかないと言われているよ。人助けをしたからね。 |
| 全体の記録時間数 | 3:41 |
| 物語の時間数 | 3:41 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |