大歳の亀(シマグチ)

概要

昔ね、親が長男に「私達は子供達はいても、銭五十文もなく、正月の寺拝みにも行けないので、松明を刈りて来なさい。」と、長男に言った。そしたら、長男は「いいえ。」と、行かなかったようだ。また次男にも言ったようだね。次男もまた「兄さんがも行かないのに、どうして私が行かなければいけないか。」と、聞かなかったそうだ。そうしたら、また三男に言ったからね、三男は親の言葉を返すことができず、行ったそうだ。そうするとその三男が、松明を刈りている所に亀が来て、「親ぬ孝ぬカッパイカッパイ亀ぐゎーがトロリントロリン。」と、もう踊ったようだ。私達の兄さんは、あまり親の言うことを聞かなかった方だったからね。自分の長男のことをたとえて、私達にそういうふうに話しておられたよ。そうして「動物でさえも親孝行というのが分かるんだから、親孝行しないといけないよ。斧をふりあげる前でさえ喜んで踊ったんだよ。」と、話をしておられたよ。そうして、この三男は大変金持ちになった。天から神様が下りて、大金持ちになった。長男と次男は今の不良みたいになったよという話を親から聞いたよ。

再生時間:1:59

民話詳細DATA

レコード番号 47O372671
CD番号 47O37C117
決定題名 大歳の亀(シマグチ)
話者がつけた題名 親ぬ孝ぬガッパイガッパイ
話者名 比嘉ウシ
話者名かな ひがうし
生年月日 19010102
性別
出身地 沖縄県読谷村親志
記録日 19770813
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第5班
元テープ番号 読谷村波平T04B06
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集9波平の民話 P53
キーワード 親,長男,正月の寺拝みに,松明,次男,三男,亀,親ぬ孝ぬカッパイカッパイ亀ぐゎーがトロリントロリン,親孝行,大変金持ち,天から神様
梗概(こうがい) 昔ね、親が長男に「私達は子供達はいても、銭五十文もなく、正月の寺拝みにも行けないので、松明を刈りて来なさい。」と、長男に言った。そしたら、長男は「いいえ。」と、行かなかったようだ。また次男にも言ったようだね。次男もまた「兄さんがも行かないのに、どうして私が行かなければいけないか。」と、聞かなかったそうだ。そうしたら、また三男に言ったからね、三男は親の言葉を返すことができず、行ったそうだ。そうするとその三男が、松明を刈りている所に亀が来て、「親ぬ孝ぬカッパイカッパイ亀ぐゎーがトロリントロリン。」と、もう踊ったようだ。私達の兄さんは、あまり親の言うことを聞かなかった方だったからね。自分の長男のことをたとえて、私達にそういうふうに話しておられたよ。そうして「動物でさえも親孝行というのが分かるんだから、親孝行しないといけないよ。斧をふりあげる前でさえ喜んで踊ったんだよ。」と、話をしておられたよ。そうして、この三男は大変金持ちになった。天から神様が下りて、大金持ちになった。長男と次男は今の不良みたいになったよという話を親から聞いたよ。
全体の記録時間数 1:59
物語の時間数 1:59
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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