高嶺という人は士族であったそうだ。ある日の夜その人は牛を盗んできて、川で煮て食べていた。(この部落には)二才頭(にーせーがしら)という青年頭がいたんだね。その人を頭にして皆で(牛どろぼうを)捕まえてね。そして、そこには七月、八月の旗すがしーの時の旗を縛る松があった。その松に、旗をたてて、その盗人を縛って下げて、牛の頭をはかせたそうだ。そうして、この高嶺という盗人を捕まえる時にね。夜であったらしいよ。そこにキジムナー洞というのがあってね、そこに盗人が入ったらね。「おまえ入って行け!お前入って行け!。」と、それぞれにしりごみしたらしい。「私も海に行って来たので、褌はしてないよ。」「私も褌はしてないよ、素裸だよ。」と。そうしたらもう何才からといってね、全部入れ、何才から何才まで全部入れと。海の所まで行って、その洞は海につながっていて通り抜けはできなかったらしいんだね。そして盗人は、そこに松明をつけて入って行ったもんだから、その松明を追って、一人は追って行った。そしたら、「もうあんたは(洞から)出なかったら、ここを石でふさぐと出ることができないよ。」と(盗人に)言った。すると盗人は、そこから出て来て捕まえられてしまった。その牛の頭と一緒に、こういうふうに下げてあったということです。頭に。
| レコード番号 | 47O372563 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C112 |
| 決定題名 | 捕まった牛泥棒(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 牛泥棒の話 |
| 話者名 | 知花秀勝 |
| 話者名かな | ちばなひでかつ |
| 生年月日 | 19090826 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村波平 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第4班 |
| 元テープ番号 | 読谷村波平T01B19 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集9波平の民話 P98 |
| キーワード | 高嶺,士族,牛を盗んだ,川,青年頭,旗,松,盗人を縛った,牛の頭,キジムナー洞 |
| 梗概(こうがい) | 高嶺という人は士族であったそうだ。ある日の夜その人は牛を盗んできて、川で煮て食べていた。(この部落には)二才頭(にーせーがしら)という青年頭がいたんだね。その人を頭にして皆で(牛どろぼうを)捕まえてね。そして、そこには七月、八月の旗すがしーの時の旗を縛る松があった。その松に、旗をたてて、その盗人を縛って下げて、牛の頭をはかせたそうだ。そうして、この高嶺という盗人を捕まえる時にね。夜であったらしいよ。そこにキジムナー洞というのがあってね、そこに盗人が入ったらね。「おまえ入って行け!お前入って行け!。」と、それぞれにしりごみしたらしい。「私も海に行って来たので、褌はしてないよ。」「私も褌はしてないよ、素裸だよ。」と。そうしたらもう何才からといってね、全部入れ、何才から何才まで全部入れと。海の所まで行って、その洞は海につながっていて通り抜けはできなかったらしいんだね。そして盗人は、そこに松明をつけて入って行ったもんだから、その松明を追って、一人は追って行った。そしたら、「もうあんたは(洞から)出なかったら、ここを石でふさぐと出ることができないよ。」と(盗人に)言った。すると盗人は、そこから出て来て捕まえられてしまった。その牛の頭と一緒に、こういうふうに下げてあったということです。頭に。 |
| 全体の記録時間数 | 2:05 |
| 物語の時間数 | 2:05 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |