私達が聞いたのはね、城間仲という家庭はね、もう金持ちであり、あちらこちらの田舎の人達を下男として使っていた。ということは、田舎の困っている所の人達は儲けようと思っても、働く所もない。城間仲に行けば、何人でも人夫を使うからね、あそこに行って働いてきなさいと。田舎から(城間仲は)頼りにされていた。城間仲に行けば、あっちでは儲けられるからね。あそこに行って儲けて来なさいと。そこで、下男奉公している、城間仲で働いている人夫達に、今度の正月はみんな(田舎に帰って)正月もして来なさい。正月しに行くんだったら、そのように小遣いもあげるからねと、もう親父は、下男達に言ったわけ。そうだけどもう遠くに帰る人はいなかった。ある下男の一人は、何十年ここにいたか分からないが、その人達の中の一人が「もう田舎の親達も正月ですから、親の顔も見てきましょう。正月しに行きます。」と言って親父に話をしたからね。「それならば、正月もして親の顔も見て来なさい。」と。そうしてこの下男が、田舎に帰る旅費や、正月に使うお金や御馳走やらを、城間仲の親父が只で、この下男に持たしたという話は聞いたが。盗人が入ったという話は聞かなかった。正月して来なさいと下男達に、バス賃やら御馳走やら持たして、正月して来なさいという話は聞かされた。
| レコード番号 | 47O372470 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C108 |
| 決定題名 | 城間仲(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 城間仲 |
| 話者名 | 大城利徳 |
| 話者名かな | おおしろりとく |
| 生年月日 | 19080424 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村高志保 |
| 記録日 | 19850224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村高志保T07A05 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集8高志保の民話 P37 |
| キーワード | 城間仲,金持ち,下男,正月 |
| 梗概(こうがい) | 私達が聞いたのはね、城間仲という家庭はね、もう金持ちであり、あちらこちらの田舎の人達を下男として使っていた。ということは、田舎の困っている所の人達は儲けようと思っても、働く所もない。城間仲に行けば、何人でも人夫を使うからね、あそこに行って働いてきなさいと。田舎から(城間仲は)頼りにされていた。城間仲に行けば、あっちでは儲けられるからね。あそこに行って儲けて来なさいと。そこで、下男奉公している、城間仲で働いている人夫達に、今度の正月はみんな(田舎に帰って)正月もして来なさい。正月しに行くんだったら、そのように小遣いもあげるからねと、もう親父は、下男達に言ったわけ。そうだけどもう遠くに帰る人はいなかった。ある下男の一人は、何十年ここにいたか分からないが、その人達の中の一人が「もう田舎の親達も正月ですから、親の顔も見てきましょう。正月しに行きます。」と言って親父に話をしたからね。「それならば、正月もして親の顔も見て来なさい。」と。そうしてこの下男が、田舎に帰る旅費や、正月に使うお金や御馳走やらを、城間仲の親父が只で、この下男に持たしたという話は聞いたが。盗人が入ったという話は聞かなかった。正月して来なさいと下男達に、バス賃やら御馳走やら持たして、正月して来なさいという話は聞かされた。 |
| 全体の記録時間数 | 2:44 |
| 物語の時間数 | 2:44 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |