私達が聞いているのはね、この自分の字、自分の部落内で、美しい娘が亡くなった。この(美しい娘を)茶毘してからの、青年達が集まった時の話である。意地勝負というのはね、誰が意地があるだろう、また意地が弱いのは誰だろうかという、意地勝負をすることになった。今日は自分達の字から、美しい娘が亡くなり葬式もして墓に送ってあるんだが、意地勝負であるから、あの女を墓から出して来ることができるか、出してここに連れて来ることができるか、できないかと賭をした。そうしたら、もう意地が弱い人は、「もうあんたは、死んだ女を墓から出して、ここに担いで来ることがでるか、恐くて。」と、意地の弱い人がそういうふうに話をした。「できるよ、死んでいるんだから、墓を開けて死んだ人を、そこから担いで来れないということがあるか、できるよ。」「本当にできるか。」「できるよ、それができないということがあるか、できるよ。」「じゃできるんであれば、お金を何万貫出すから、じゃ賭けようね。」と、賭をしたわけだ。死んだ人を担いで来ることができるか、ここに墓から出してきて、ここまで担いで来ることができるかと、賭をした。できるという男はいたわけである。そうして、できると言った男が、よしそれなら、あれはできると言うんだから、できるんだから私が先に行って、死んだ人は側に出して、自分が棺箱に入った。(死んだ人は)棺箱から出して、賭をした生きた人が入ったので、死んだ人は外に出した。自分は棺に入り、そこに担ぐ人は来た。その人は、担がれて墓から出た途端に、「おまえは!」と腰を打ったので、その担いでいる人はその場で気を失ったそうだ。それまでの話さ。賭勝負をしたから、やるという人達は「おまえができるか。」「できる。」「できるか。」「できる。」と。賭をした人は先に(墓に)入って、死人は棺から出して、自分が棺の中に入っていたわけ。自分が入って、もうできると言った人がいるんだから、棺から出して、担いで墓から出たわけだ。「おまえは!」と腰を打ったら、すぐバンと倒れて気を失ったという話は聞かされた。¥
| レコード番号 | 47O372469 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C108 |
| 決定題名 | 肝試し(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 意地勝負 |
| 話者名 | 大城利徳 |
| 話者名かな | おおしろりとく |
| 生年月日 | 19080424 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村高志保 |
| 記録日 | 19850224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村高志保T07A04 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集8高志保の民話 P103 |
| キーワード | 美しい娘,茶毘,意地勝負,死んだ女を墓から出す |
| 梗概(こうがい) | 私達が聞いているのはね、この自分の字、自分の部落内で、美しい娘が亡くなった。この(美しい娘を)茶毘してからの、青年達が集まった時の話である。意地勝負というのはね、誰が意地があるだろう、また意地が弱いのは誰だろうかという、意地勝負をすることになった。今日は自分達の字から、美しい娘が亡くなり葬式もして墓に送ってあるんだが、意地勝負であるから、あの女を墓から出して来ることができるか、出してここに連れて来ることができるか、できないかと賭をした。そうしたら、もう意地が弱い人は、「もうあんたは、死んだ女を墓から出して、ここに担いで来ることがでるか、恐くて。」と、意地の弱い人がそういうふうに話をした。「できるよ、死んでいるんだから、墓を開けて死んだ人を、そこから担いで来れないということがあるか、できるよ。」「本当にできるか。」「できるよ、それができないということがあるか、できるよ。」「じゃできるんであれば、お金を何万貫出すから、じゃ賭けようね。」と、賭をしたわけだ。死んだ人を担いで来ることができるか、ここに墓から出してきて、ここまで担いで来ることができるかと、賭をした。できるという男はいたわけである。そうして、できると言った男が、よしそれなら、あれはできると言うんだから、できるんだから私が先に行って、死んだ人は側に出して、自分が棺箱に入った。(死んだ人は)棺箱から出して、賭をした生きた人が入ったので、死んだ人は外に出した。自分は棺に入り、そこに担ぐ人は来た。その人は、担がれて墓から出た途端に、「おまえは!」と腰を打ったので、その担いでいる人はその場で気を失ったそうだ。それまでの話さ。賭勝負をしたから、やるという人達は「おまえができるか。」「できる。」「できるか。」「できる。」と。賭をした人は先に(墓に)入って、死人は棺から出して、自分が棺の中に入っていたわけ。自分が入って、もうできると言った人がいるんだから、棺から出して、担いで墓から出たわけだ。「おまえは!」と腰を打ったら、すぐバンと倒れて気を失ったという話は聞かされた。¥ |
| 全体の記録時間数 | 4:04 |
| 物語の時間数 | 4:04 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |