継子話(シマグチ混)

概要

(継親が)継子を目ざわりに思って、目ざわりだから、どうしたら殺してしまえるだろうかと考えて、下男に頼んで(継子を殺すことにした。)七月たなばたに墓参りをさせ、継親が継子を墓参りにやるから、その時に殺してくれるように下男に頼んだわけだよ。ところで、この継親は悪人、継子は誠実な子供。でもやっぱり運命で死に別れたにしろ子供を残して死ぬのはつらいことである。それで、(継子を)殺すために下男は(墓へ)行った。墓のマユ(注)、上にあるでしょう。マユの上から、死んだお母さんではない。「お母さんが助けた。」と昔は思っていたが、今、信仰をもっているので、お天道様のイエス様が助けてくれたのだろう。インマユーといって、マユの上に後生のインマユーというのが現われたのを下男は見た。下男は継親に使われているんだよ。「七月七夕に花を持って墓参りにやるから、その時に殺して来なさい。」と言われた。〈昔の金持ちは下男を使っていたでしょう。悪い心を持っていたわけさ。その下男が墓のマユの上から、「おまえは‥‥。」とやろうとしたら、マユの上から襲われたわけさ。インマユーというのが、その下男を襲った。すると、(下男は)驚いて、ショックを受けた。下男が大変な目にあって継子は助かった。下男は家へ帰ると、女主人にいじめられた。「おまえにこんなにお金をあげて使ったのに、殺すこともできなかったとは。」と怒った。(下男は)「要所、要所、聞いて下さい。こういうことでした。」と言って、その人がやることは、悪いことだと、その下男もそこをやめた。

再生時間:3:06

民話詳細DATA

レコード番号 47O372426
CD番号 47O37C106
決定題名 継子話(シマグチ混)
話者がつけた題名 継子話
話者名 知花ハツ
話者名かな ちばなはつ
生年月日 19090609
性別
出身地 沖縄県読谷村高志保
記録日 19770814
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第4班
元テープ番号 読谷村高志保T05A01
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 芝居
文字化資料 読谷村民話資料集8高志保の民話 P40
キーワード 継子,下男,七月たなばた,墓参り,継親,墓のマユ
梗概(こうがい) (継親が)継子を目ざわりに思って、目ざわりだから、どうしたら殺してしまえるだろうかと考えて、下男に頼んで(継子を殺すことにした。)七月たなばたに墓参りをさせ、継親が継子を墓参りにやるから、その時に殺してくれるように下男に頼んだわけだよ。ところで、この継親は悪人、継子は誠実な子供。でもやっぱり運命で死に別れたにしろ子供を残して死ぬのはつらいことである。それで、(継子を)殺すために下男は(墓へ)行った。墓のマユ(注)、上にあるでしょう。マユの上から、死んだお母さんではない。「お母さんが助けた。」と昔は思っていたが、今、信仰をもっているので、お天道様のイエス様が助けてくれたのだろう。インマユーといって、マユの上に後生のインマユーというのが現われたのを下男は見た。下男は継親に使われているんだよ。「七月七夕に花を持って墓参りにやるから、その時に殺して来なさい。」と言われた。〈昔の金持ちは下男を使っていたでしょう。悪い心を持っていたわけさ。その下男が墓のマユの上から、「おまえは‥‥。」とやろうとしたら、マユの上から襲われたわけさ。インマユーというのが、その下男を襲った。すると、(下男は)驚いて、ショックを受けた。下男が大変な目にあって継子は助かった。下男は家へ帰ると、女主人にいじめられた。「おまえにこんなにお金をあげて使ったのに、殺すこともできなかったとは。」と怒った。(下男は)「要所、要所、聞いて下さい。こういうことでした。」と言って、その人がやることは、悪いことだと、その下男もそこをやめた。
全体の記録時間数 3:06
物語の時間数 3:06
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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