(ある男は)結婚してもやはり貧乏であった。食べるのもない程の家庭であったそうですが、何とか働いて食べていけるだろうと夫婦になったそうだが。やがて一力年過ぎ、(嫁さんは)妊娠した。その男は、漁が上手であったそうだ。「私は(海に)、宝を見つけたが取ることができない。その宝を取ることができたら、瓦葺の家も造り、あんたも楽にすることができるのだが‥‥。その宝は、ずっと以前から見つけているのだが、取ることができないのだよ。」と夫婦で話していた。「そうですか。」と、それからずい分月日も過ぎ、(嫁は)妊娠していたので、子供も生まれた。それから、何度も宝物を取りに行ったが、七、八カ月かかっても取ることができなかった。十カ月で子供は生まれるでしょう。子供が生まれる日に、「今日は、子供が生まれる日だから良い日だよ。まず今日行ってみよう。誰がも見てないし、私一人しか見てないから。私がしか分からないんだよ。今日は子供が生まれる良い日であるから、まず行ってみよう。今日行って、その宝が取れれば、その宝で産飯も作ることができるし、宝であるということは分かっているんだから。」と。「それでは行ってごらん。」と、夫婦は話した。海に行って宝も取り帰ってくる時間には、もう子供も生まれた。門に着くと、すぐに生まれたので、これは食徳があると、「よし、門太郎にしよう。」と、門から入ると同時に生まれたので、門太郎と名付けた。そうして、宝も取り、大金持ちになったという話。
| レコード番号 | 47O372395 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C104 |
| 決定題名 | 石マーマーの話(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 石マーマーの話 |
| 話者名 | 松田長秀 |
| 話者名かな | まつだちょうしゅう |
| 生年月日 | 19091127 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村高志保 |
| 記録日 | 19770222 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第15班 |
| 元テープ番号 | 読谷村高志保T04A03 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 話の多くは八幡製作所にいる時、宿舎から工場へ行き来する時に瀬名波の人から聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 貧乏,夫婦,妊娠,漁が上手,宝,食徳,門太郎,大金持ち |
| 梗概(こうがい) | (ある男は)結婚してもやはり貧乏であった。食べるのもない程の家庭であったそうですが、何とか働いて食べていけるだろうと夫婦になったそうだが。やがて一力年過ぎ、(嫁さんは)妊娠した。その男は、漁が上手であったそうだ。「私は(海に)、宝を見つけたが取ることができない。その宝を取ることができたら、瓦葺の家も造り、あんたも楽にすることができるのだが‥‥。その宝は、ずっと以前から見つけているのだが、取ることができないのだよ。」と夫婦で話していた。「そうですか。」と、それからずい分月日も過ぎ、(嫁は)妊娠していたので、子供も生まれた。それから、何度も宝物を取りに行ったが、七、八カ月かかっても取ることができなかった。十カ月で子供は生まれるでしょう。子供が生まれる日に、「今日は、子供が生まれる日だから良い日だよ。まず今日行ってみよう。誰がも見てないし、私一人しか見てないから。私がしか分からないんだよ。今日は子供が生まれる良い日であるから、まず行ってみよう。今日行って、その宝が取れれば、その宝で産飯も作ることができるし、宝であるということは分かっているんだから。」と。「それでは行ってごらん。」と、夫婦は話した。海に行って宝も取り帰ってくる時間には、もう子供も生まれた。門に着くと、すぐに生まれたので、これは食徳があると、「よし、門太郎にしよう。」と、門から入ると同時に生まれたので、門太郎と名付けた。そうして、宝も取り、大金持ちになったという話。 |
| 全体の記録時間数 | 1:57 |
| 物語の時間数 | 1:57 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |