年を取るとねぇ、何も役に立たないといって、姥棄山に、おぶって置きに行きよったそうだ。その帰りは、何か足どりも重かったんでしょう。また、支那から、中国からね、私達の沖縄にね、注文があったそうだよ。あの藁縄ね、また電信柱を水に浮かべてね。どこが根っ子で、どこが先かということになったので、あの年寄りに、姥葉山に行って、聞いたようだよ。そして、その年寄りが教えて、「沈むところは根っ子で、浮くところは先だよ。」と教えてくれたそうだよ。そうしたら、三つの注文があったそうだよ。一つは縄を綯ってね。灰で縄を綯って持って来なさいという注文で、それは解いたようだ。また、雄鶏の卵を持って来なさいという注文になったから、また、年よりに聞きに(姥棄山に)行ったそうだよ。そうしたら年寄りは、「お前達は雄鶏の卵を注文されたんだったら、『あなた方は、男でも子が産めるか』と言い返しなさい。」ということになった。それで、はあ、なるほどね、年寄りは亀の功、「亀の功は年の功(注)」ということになり、あそこに(姥棄山に)捨ててはならない。おつれして、それから親孝行しなさいと。そういうことだったそうだよ。ねえ、そうだったそうですよね。
| レコード番号 | 47O372301 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C101 |
| 決定題名 | 親捨て山 難題(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 姥捨て山 |
| 話者名 | 知花ナへ |
| 話者名かな | ちばななへ |
| 生年月日 | 19070130 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村高志保 |
| 記録日 | 19770222 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第14班 |
| 元テープ番号 | 読谷村高志保T02A03 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 祖母が仕事の合間にお茶をのみながら聞かせてくれた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 姥棄山,中国から沖縄に注文,藁縄,根っ子か先か,年寄りが教えた,灰縄,雄鶏の卵,年寄りは亀の功,亀の功は年の功 |
| 梗概(こうがい) | 年を取るとねぇ、何も役に立たないといって、姥棄山に、おぶって置きに行きよったそうだ。その帰りは、何か足どりも重かったんでしょう。また、支那から、中国からね、私達の沖縄にね、注文があったそうだよ。あの藁縄ね、また電信柱を水に浮かべてね。どこが根っ子で、どこが先かということになったので、あの年寄りに、姥葉山に行って、聞いたようだよ。そして、その年寄りが教えて、「沈むところは根っ子で、浮くところは先だよ。」と教えてくれたそうだよ。そうしたら、三つの注文があったそうだよ。一つは縄を綯ってね。灰で縄を綯って持って来なさいという注文で、それは解いたようだ。また、雄鶏の卵を持って来なさいという注文になったから、また、年よりに聞きに(姥棄山に)行ったそうだよ。そうしたら年寄りは、「お前達は雄鶏の卵を注文されたんだったら、『あなた方は、男でも子が産めるか』と言い返しなさい。」ということになった。それで、はあ、なるほどね、年寄りは亀の功、「亀の功は年の功(注)」ということになり、あそこに(姥棄山に)捨ててはならない。おつれして、それから親孝行しなさいと。そういうことだったそうだよ。ねえ、そうだったそうですよね。 |
| 全体の記録時間数 | 1:33 |
| 物語の時間数 | 1:33 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |