四名兄弟と、お母さん、お父さんもいたようだ。長男はお母さん、お父さんと一緒、次男も分家して、三男も、四男も分家していた。そこで、次男は裕福、次男坊は金持ちだったようだ。勝気で、次男は勝気であった。長男ドンナーといって長男はおとなしかった。次男は勝気、三男は中に生まれて、妻もめとり、子も生まれているが、金も無く、食べるのにも事欠いていた。また、四男は兄さん達が援助したのか、四男は金持ちだったそうだ。親のお祝の時にと言っていたが、お祝の時に、次男は「私はこれを上げる。」「三男は何か。」と言うと、「私には何もないので何を上げようか。食べるのもなくて、持っていくのもないのに。」と言った。「それでは四男は。」と言うと、「私はこれをやる。」ともう大きいのを持ってきたようだ。(三男に)「おまえは親のお祝に何もできないのか。」と言うと、「私は何も食べるのもなく、使うのもない。金もないのに、それじゃ、そういうことであれば、私は塩を上げます。」と言った。塩を上げたので、お祝の炊め物にも、お汁にも塩を入れて使ったので、塩は大俵を持ってきたけれども、次男が持ってきた品物、四男が持ってきた品物よりも、塩が先になくなったそうだ。それから、黄金ナンジャマース(注)といって、その道理から、黄金ナンジャマースといわれ、塩は黄金であるよ。家計に穴があくのも味噌と塩によるといわれている。そのいわれから、味噌と塩は家庭の風水ということである。
| レコード番号 | 47O372144 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C092 |
| 決定題名 | 塩孝行(共通語混) |
| 話者がつけた題名 | 塩孝行 |
| 話者名 | 知花キヨ |
| 話者名かな | ちばなきよ |
| 生年月日 | 19121016 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村儀間 |
| 記録日 | 19770221 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第14班 |
| 元テープ番号 | 読谷村渡慶次T06B03 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集7渡慶次の民話 P98 |
| キーワード | 四名兄弟,次男は裕福で勝気,長男ドンナー,三男は中,四男は金持ち,塩は黄金,味噌と塩は家庭の風水 |
| 梗概(こうがい) | 四名兄弟と、お母さん、お父さんもいたようだ。長男はお母さん、お父さんと一緒、次男も分家して、三男も、四男も分家していた。そこで、次男は裕福、次男坊は金持ちだったようだ。勝気で、次男は勝気であった。長男ドンナーといって長男はおとなしかった。次男は勝気、三男は中に生まれて、妻もめとり、子も生まれているが、金も無く、食べるのにも事欠いていた。また、四男は兄さん達が援助したのか、四男は金持ちだったそうだ。親のお祝の時にと言っていたが、お祝の時に、次男は「私はこれを上げる。」「三男は何か。」と言うと、「私には何もないので何を上げようか。食べるのもなくて、持っていくのもないのに。」と言った。「それでは四男は。」と言うと、「私はこれをやる。」ともう大きいのを持ってきたようだ。(三男に)「おまえは親のお祝に何もできないのか。」と言うと、「私は何も食べるのもなく、使うのもない。金もないのに、それじゃ、そういうことであれば、私は塩を上げます。」と言った。塩を上げたので、お祝の炊め物にも、お汁にも塩を入れて使ったので、塩は大俵を持ってきたけれども、次男が持ってきた品物、四男が持ってきた品物よりも、塩が先になくなったそうだ。それから、黄金ナンジャマース(注)といって、その道理から、黄金ナンジャマースといわれ、塩は黄金であるよ。家計に穴があくのも味噌と塩によるといわれている。そのいわれから、味噌と塩は家庭の風水ということである。 |
| 全体の記録時間数 | 2:04 |
| 物語の時間数 | 2:04 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |