むかし、唐というと、ちょうど現在の中国である。ハシカは、昔は、あそこから、唐船丸からたぶんハシカの種は唐から貰ってきたのでしょう。イリガサチュラガサといって、昔はその人が唐船丸で持ってきて伝染をさせたので、イリガサチュラガサと、昔は言っていたそうだ。そして、ハシカにかかると、(症状が)重いので、神様がそうさせたと、医者にも診せず、何も手当てもしなかった。祈るだけで、それほどまでなので、そのまま死んでいく人も多かった。ちょうど、左縄、七五三といって、縄綯うときに、こっちに七つ羽だして、こっちには五つ、こっちには三つと、(それを作った。)ハシカのときには、三味線を弾き、(神様に)お願いしていたわけだ。「きれいなハシカになるようお願いして 黄金の花のようにと 七五三に卵をさげて 治ってから水を飲もう。」ハシカにかかってこそ人間、本当の人間だったそうだ。昔の、ハシカにかかって、それになってこそ、本当の人間だったということである。それで、昔は綱に卵をさげて左縄、七五三の縄を綯って家の周囲に飾った。そこで、昔は、ハシカの御願をしたそうだ。それもおじいさん、おばあさんから伝えられた物語であるよ。
| レコード番号 | 47O372128 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C092 |
| 決定題名 | ハシカの神報恩(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | ハシカの神様 |
| 話者名 | 山城ウシ |
| 話者名かな | やましろうし |
| 生年月日 | 19021130 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村渡慶次 |
| 記録日 | 19770816 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第15班 |
| 元テープ番号 | 読谷村渡慶次T06A16 |
| 元テープ管理者 | 読谷村率歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | んかし |
| 伝承事情 | 昔話は祖父母、両親から聞いた。 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集7渡慶次の民話 P65 |
| キーワード | 唐,中国,ハシカ,唐船丸,ハシカの種,イリガサチュラガサ,神様,左縄,ハシカの御願 |
| 梗概(こうがい) | むかし、唐というと、ちょうど現在の中国である。ハシカは、昔は、あそこから、唐船丸からたぶんハシカの種は唐から貰ってきたのでしょう。イリガサチュラガサといって、昔はその人が唐船丸で持ってきて伝染をさせたので、イリガサチュラガサと、昔は言っていたそうだ。そして、ハシカにかかると、(症状が)重いので、神様がそうさせたと、医者にも診せず、何も手当てもしなかった。祈るだけで、それほどまでなので、そのまま死んでいく人も多かった。ちょうど、左縄、七五三といって、縄綯うときに、こっちに七つ羽だして、こっちには五つ、こっちには三つと、(それを作った。)ハシカのときには、三味線を弾き、(神様に)お願いしていたわけだ。「きれいなハシカになるようお願いして 黄金の花のようにと 七五三に卵をさげて 治ってから水を飲もう。」ハシカにかかってこそ人間、本当の人間だったそうだ。昔の、ハシカにかかって、それになってこそ、本当の人間だったということである。それで、昔は綱に卵をさげて左縄、七五三の縄を綯って家の周囲に飾った。そこで、昔は、ハシカの御願をしたそうだ。それもおじいさん、おばあさんから伝えられた物語であるよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:08 |
| 物語の時間数 | 2:08 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |