これはね、(阿麻和利が)生まれたところは嘉手納、嘉手納屋良に生まれたわけだ。幼少の頃はひ弱であった。それから屋良ムルチといってね。東の方に川があるんだが、(阿麻和利は)そこへ流されてしまった。そこで、木の枝で蜘蛛が巣をはるのを見て、網を作ったのがこの人である。網というのは魚を取る網ですよ。海の魚、その網を作ったのはこの人が初めてという話です。そういうふうに成長していった。勝連城ができたので、(阿麻和利は)今度は自分がそこの主になってやろうと攻めていき、そのとおりになり、勝連城の阿麻和利といって有名な人になったそうだ。百姓から城主になった人は、沖縄では阿麻和利が最初である。それで、琉球国では百姓が上がるのはいかんというので、琉球国の王様が、この阿麻和利を射たなければならないと考えた。そうして、(それを企らんで)中城城の長女を阿麻和利の妻として行かせた。その人が、百度踏揚である。しかし、阿麻和利は百姓も侍も同じ権利がある。百姓はいつまでも百姓ではないとがんばった。そして首里の城に行って、左側紋の旗を盗んできた。その旗を持って中城城へ向かった。ところが中城城では、親元の御紋が入っている旗を見て、親元に抵抗することはできないといって、自分(護佐丸)の家族もともに切腹した。そのとき幼子がいたそうだが、その子は乳母に託けた。乳母はその子を抱いて逃げて行ったそうだ。これは中城城と阿麻和利の話です。
| レコード番号 | 47O372095 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C090 |
| 決定題名 | 阿麻和利の話(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 阿麻和利の話 |
| 話者名 | 玉城太郎 |
| 話者名かな | たましろたろう |
| 生年月日 | 18931127 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村渡慶次 |
| 記録日 | 19770816 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第13班 |
| 元テープ番号 | 読谷村渡慶次T05A07 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集7渡慶次の民話 P145 |
| キーワード | 阿麻和利,嘉手納屋良,幼少の頃ひ弱,屋良ムルチ,蜘蛛の巣,網発見,勝連城,中城城の長女,百度踏揚,首里城,中城城 |
| 梗概(こうがい) | これはね、(阿麻和利が)生まれたところは嘉手納、嘉手納屋良に生まれたわけだ。幼少の頃はひ弱であった。それから屋良ムルチといってね。東の方に川があるんだが、(阿麻和利は)そこへ流されてしまった。そこで、木の枝で蜘蛛が巣をはるのを見て、網を作ったのがこの人である。網というのは魚を取る網ですよ。海の魚、その網を作ったのはこの人が初めてという話です。そういうふうに成長していった。勝連城ができたので、(阿麻和利は)今度は自分がそこの主になってやろうと攻めていき、そのとおりになり、勝連城の阿麻和利といって有名な人になったそうだ。百姓から城主になった人は、沖縄では阿麻和利が最初である。それで、琉球国では百姓が上がるのはいかんというので、琉球国の王様が、この阿麻和利を射たなければならないと考えた。そうして、(それを企らんで)中城城の長女を阿麻和利の妻として行かせた。その人が、百度踏揚である。しかし、阿麻和利は百姓も侍も同じ権利がある。百姓はいつまでも百姓ではないとがんばった。そして首里の城に行って、左側紋の旗を盗んできた。その旗を持って中城城へ向かった。ところが中城城では、親元の御紋が入っている旗を見て、親元に抵抗することはできないといって、自分(護佐丸)の家族もともに切腹した。そのとき幼子がいたそうだが、その子は乳母に託けた。乳母はその子を抱いて逃げて行ったそうだ。これは中城城と阿麻和利の話です。 |
| 全体の記録時間数 | 5:38 |
| 物語の時間数 | 5:37 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |