モーイ親方(混在)

概要

伊野波のモーイの話。伊野波のモーイの話。お父さんに、(難題が)何処から来ていることは分からないさ。あの難題が来ているわけ。来たわけさー、難題が来たから。そして一つは、雄鶏の卵を持って来いという問題。またもう一つは、馬二頭に鞍一つを掛けて来いという問題。それから、灰で縄を綯って来いという問題であった。この三つの難題が来たので、お父さんはとっても悩んだ。「どうしよう、モーイ。」と言ってモーイに相談した。「お父さん、それは一番簡単だから、心配しないで下さい。私が行って来ます。」と言った。「おまえは馬鹿なのに、おまえがも行けるか。」と言うと、「私が簡単に全部私ができます。」と。御用を解きに行った。それで、「お父さんに来なさいといったのに、お前が来たら、お前にはよけい分かるか。」と言うと、「はい、分かっています。私が出来ます。」と答えたので、「どうしてお父さんは来なかったのか。」と言うと、「私のお父さんは、産気づいて来なかった。」と言った。「ん、男がも産気づくか。」と言ったら、「それでは、男がも卵産めるか。」と言った。「それでは雄鶏がも卵を産めるか。」と言ったから、これで終ったね。返されたから。それからまた、馬は一頭持って来て鞍は掛けて来た。そしたら、「馬二頭に掛けて来いと言ったのに、一頭に掛けて来ればどうするか。」といった。「この馬は、妊娠しているので二頭ですよ」と言った。「中に一頭は入っていますから、二頭ですよ。」と、二頭に鞍一つ掛けて、これも返された。それから縄はどうしたかと言ったら、縄は燃やしてこのまま持って行ったから、これみんな解けて、「はいこれ持って来たよ。」といったから、これで三問とも終った。だから、こっちは感心して、これは位が上がった。この馬鹿は。「もうお父さんよりも、あんたが位は上がったね。」と言って、これが位は上がったわけ。

再生時間:2:32

民話詳細DATA

レコード番号 47O372093
CD番号 47O37C090
決定題名 モーイ親方(混在)
話者がつけた題名 モーイ親方
話者名 与那覇ハツ
話者名かな よなははつ
生年月日 19090810
性別
出身地 沖縄県読谷村渡慶次
記録日 19770816
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第10班
元テープ番号 読谷村渡慶次T05A05
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情 老人の集まりで聞いた
文字化資料 読谷村民話資料集7渡慶次の民話 P122
キーワード 伊野波のモーイ,難題,雄鶏の卵,馬二頭に鞍一つ,灰縄
梗概(こうがい) 伊野波のモーイの話。伊野波のモーイの話。お父さんに、(難題が)何処から来ていることは分からないさ。あの難題が来ているわけ。来たわけさー、難題が来たから。そして一つは、雄鶏の卵を持って来いという問題。またもう一つは、馬二頭に鞍一つを掛けて来いという問題。それから、灰で縄を綯って来いという問題であった。この三つの難題が来たので、お父さんはとっても悩んだ。「どうしよう、モーイ。」と言ってモーイに相談した。「お父さん、それは一番簡単だから、心配しないで下さい。私が行って来ます。」と言った。「おまえは馬鹿なのに、おまえがも行けるか。」と言うと、「私が簡単に全部私ができます。」と。御用を解きに行った。それで、「お父さんに来なさいといったのに、お前が来たら、お前にはよけい分かるか。」と言うと、「はい、分かっています。私が出来ます。」と答えたので、「どうしてお父さんは来なかったのか。」と言うと、「私のお父さんは、産気づいて来なかった。」と言った。「ん、男がも産気づくか。」と言ったら、「それでは、男がも卵産めるか。」と言った。「それでは雄鶏がも卵を産めるか。」と言ったから、これで終ったね。返されたから。それからまた、馬は一頭持って来て鞍は掛けて来た。そしたら、「馬二頭に掛けて来いと言ったのに、一頭に掛けて来ればどうするか。」といった。「この馬は、妊娠しているので二頭ですよ」と言った。「中に一頭は入っていますから、二頭ですよ。」と、二頭に鞍一つ掛けて、これも返された。それから縄はどうしたかと言ったら、縄は燃やしてこのまま持って行ったから、これみんな解けて、「はいこれ持って来たよ。」といったから、これで三問とも終った。だから、こっちは感心して、これは位が上がった。この馬鹿は。「もうお父さんよりも、あんたが位は上がったね。」と言って、これが位は上がったわけ。
全体の記録時間数 2:32
物語の時間数 2:32
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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