猿の生肝(方言混)

概要

海の竜宮の神様が病気になったから、海の魚らが集まって協議をしたのでしょう。この神様の病気は、猿の生肝を取ってきてあげないと、なおらないという話をしたわけでしょう。そしたら、魚は陸にはあがっていくことはできないのに誰がいくかということになったので、亀ならあがっていくことができるということになった。そして亀をたずねて、「猿の生肝をとってこい。」といわれて、生肝をとりに行ったのでしょう。猿はどこにいるんだろうと、一生懸命捜していると、猿は、アダンの木の上で、実を取って食べていた。それで猿に、「今日は竜宮の神のお祝いであるから、あなたも見にいかないか。」と、「私は海にどうやって行くのか。」と言ったら、「私の背中の上に乗りなさい。私が連れて行ってあげよう。」ということで、生肝を取るために、そういうふうに言ったのでしょう。そしたら背中に乗せて途中まで来たとき、「今日はこうこうで、あんたの生肝を取るために連れてきたんだよ。」と言ったら、「あ、そうか、私の生肝はあそこにかけておいてあるんだのに、なぜあそこで言わなかったのか。」と言ったら、「あ、そうか、そういうことなら取りに行こう。」と言ってまた後戻りした。後戻りしたら、今度は猿はアダンの木の上にあがって、その上からどんどんアダンの実をぶっつけたもんだから亀の甲は、ああいうふうな形が入っているという昔話です。そして、今度は海に帰った亀が、タコがそういうふうに決めたということで、亀の足で「おまえのために私はこういう目にあったんだ。」と、タコをけっとばしたら、頭の骨がとれてタコは坊主になったという。タコは坊主になり、ハリセンボンというのは中にも骨があって、外にも骨があるでしょう。タコの頭からはげたものをハリセンボンがとってかぶったもんだから、外も内も骨があるという。そしてタコは今では坊主である。

再生時間:3:16

民話詳細DATA

レコード番号 47O372004
CD番号 47O37C087
決定題名 猿の生肝(方言混)
話者がつけた題名 竜宮の神の話
話者名 福地祭孝
話者名かな ふくじさいこう
生年月日 18960925
性別
出身地 沖縄県読谷村渡慶次
記録日 19770221
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第10班
元テープ番号 読谷村渡慶次T02B04
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 動物昔話
発句(ほっく)
伝承事情 祖父
文字化資料 読谷村民話資料集7渡慶次の民話 P3
キーワード 竜宮の神様が病気,猿の生肝,亀,アダンの木,亀の甲,タコは坊主,ハリセンボン
梗概(こうがい) 海の竜宮の神様が病気になったから、海の魚らが集まって協議をしたのでしょう。この神様の病気は、猿の生肝を取ってきてあげないと、なおらないという話をしたわけでしょう。そしたら、魚は陸にはあがっていくことはできないのに誰がいくかということになったので、亀ならあがっていくことができるということになった。そして亀をたずねて、「猿の生肝をとってこい。」といわれて、生肝をとりに行ったのでしょう。猿はどこにいるんだろうと、一生懸命捜していると、猿は、アダンの木の上で、実を取って食べていた。それで猿に、「今日は竜宮の神のお祝いであるから、あなたも見にいかないか。」と、「私は海にどうやって行くのか。」と言ったら、「私の背中の上に乗りなさい。私が連れて行ってあげよう。」ということで、生肝を取るために、そういうふうに言ったのでしょう。そしたら背中に乗せて途中まで来たとき、「今日はこうこうで、あんたの生肝を取るために連れてきたんだよ。」と言ったら、「あ、そうか、私の生肝はあそこにかけておいてあるんだのに、なぜあそこで言わなかったのか。」と言ったら、「あ、そうか、そういうことなら取りに行こう。」と言ってまた後戻りした。後戻りしたら、今度は猿はアダンの木の上にあがって、その上からどんどんアダンの実をぶっつけたもんだから亀の甲は、ああいうふうな形が入っているという昔話です。そして、今度は海に帰った亀が、タコがそういうふうに決めたということで、亀の足で「おまえのために私はこういう目にあったんだ。」と、タコをけっとばしたら、頭の骨がとれてタコは坊主になったという。タコは坊主になり、ハリセンボンというのは中にも骨があって、外にも骨があるでしょう。タコの頭からはげたものをハリセンボンがとってかぶったもんだから、外も内も骨があるという。そしてタコは今では坊主である。
全体の記録時間数 3:16
物語の時間数 3:16
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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