昔は乗り物もなく、(吉屋チルーは)ジュリだから那覇に山原からも歩いて通っていたらしいよ。ある日、吉屋チルーは、炭焼きウスメーの家でひと休みした。お爺さんが御茶を上げたらしいですよ。「サンピン茶が白湯のようになっても まだまだ御茶請けは出そうにありません。」と詠むと、その炭焼きお爺さんも頭が良かったんでしょうね。すると、お爺さんは、味噌を出して来て、(きぅた月とは、先月と言う意味ですね。)「先月搗いたぬか味噌ですが 大和味噌と思って嘗めて下さい。」と詠んだ。その爺さんがね。吉屋チルーは、この人は偉い人なんだなあと思い、「貴方は私より 高貴なお方です 私の家にいらっしゃいませ語り合いましょう。」と詠んだそうだ。そしてある日、約束通りに、(炭焼きお爺さんは)鶏をくびってそれをお土産にし、「この間約束した私です。」と言って(チルーの家へ)やって来た。するとチルーは、その鶏を見て、「罪もない鶏を縄で縛りつけてしまって。」と詠んだ。雄鶏が鳴くのであって、それは雌鶏だったのだろう。「時を知らぬ鶏は罪ではないか。」と、お爺さんは、返したらしい。そしたら、「貴方は私より 高貴なお方です 中にお入り下さい 思いを語り合いましょう。」と、詠み、(お爺さんに)呼ばれたそうだ。
| レコード番号 | 47O371904 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C083 |
| 決定題名 | 吉屋チルー 歌問答(方言混) |
| 話者がつけた題名 | 吉屋チルー |
| 話者名 | 山内テル |
| 話者名かな | やまうちてる |
| 生年月日 | 19051227 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村宇座 |
| 記録日 | 19830316 |
| 記録者の所属組織 | 読谷ゆうがおの会 |
| 元テープ番号 | 読谷村宇座T11B19 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集6宇座の民話 P290 |
| キーワード | ジュリ,那覇に山原,吉屋チルー,炭焼きウスメー,サンピン茶,御茶請け,味噌,鶏 |
| 梗概(こうがい) | 昔は乗り物もなく、(吉屋チルーは)ジュリだから那覇に山原からも歩いて通っていたらしいよ。ある日、吉屋チルーは、炭焼きウスメーの家でひと休みした。お爺さんが御茶を上げたらしいですよ。「サンピン茶が白湯のようになっても まだまだ御茶請けは出そうにありません。」と詠むと、その炭焼きお爺さんも頭が良かったんでしょうね。すると、お爺さんは、味噌を出して来て、(きぅた月とは、先月と言う意味ですね。)「先月搗いたぬか味噌ですが 大和味噌と思って嘗めて下さい。」と詠んだ。その爺さんがね。吉屋チルーは、この人は偉い人なんだなあと思い、「貴方は私より 高貴なお方です 私の家にいらっしゃいませ語り合いましょう。」と詠んだそうだ。そしてある日、約束通りに、(炭焼きお爺さんは)鶏をくびってそれをお土産にし、「この間約束した私です。」と言って(チルーの家へ)やって来た。するとチルーは、その鶏を見て、「罪もない鶏を縄で縛りつけてしまって。」と詠んだ。雄鶏が鳴くのであって、それは雌鶏だったのだろう。「時を知らぬ鶏は罪ではないか。」と、お爺さんは、返したらしい。そしたら、「貴方は私より 高貴なお方です 中にお入り下さい 思いを語り合いましょう。」と、詠み、(お爺さんに)呼ばれたそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:41 |
| 物語の時間数 | 3:41 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |